米アップル、自動運転での隊列走行で電力共有できる技術で特許取得

電気自動車以外でも可能



自動運転車が隊列走行する際に、自動車同士のバッテリ電力を譲り合い、補い合う技術——。


米アップル社(本社:米カリフォルニア州/CEO:ティム・クック)が2019年6月23日に特許出願をしていた「PELOTON」が国特許商標庁(USPTO)に登録されたことが、2018年10月30日までに分かった。

  1. ザリガニ、LiDARに超進化もたらす
  2. 蟻の群体行動、モビリティ分野で注目
  3. 自動運転車と歩行者の「意思疎通」規格作る動き
  4. 歩行者と「アイコンタクト」できる自動運転車

実用化や登録にすら至らない特許が多い中で、PELOTONは、電気自動車(EV)だけではなく、ガソリンエンジン車やディーゼルエンジン車にも適用できる特許として注目を浴びている。

具体的には、自動車同士を物理的にケーブルなどで接続し、電力を融通し合うというものだ。隊列走行では前方以外の車は空気抵抗を受けにくいので、「浮いた電力」を前方車と共有することなども視野に入れていると思われる。

アップル社のモビリティ関係の特許には、多くの人を「おっ!」と驚かせるものも多い。2018年8月には自動運転に関する「Countdown Indicator」という技術の特許申請をした。これは自動運転車が次に何をするかを周囲のドライバーや歩行者にカウントダウン付きで知らせるシステムに関するものだった。


【参考】関連記事としては「アップル、自動運転AIの「意思」をヒトに事前通知」も参照。



関連記事