英自動車メーカーのジャガーランドローバー(本社:英コヴェントリー/CEO:ラルフ・スペッツ)が、キモカワイイ自動運転車を開発していることが2018年9月6日までに分かった。自動運転車のフロント部に歩行者を識別するためのバーチャル・アイを2機搭載し、何かのアニメキャラクターのようなユニークな見た目だ。
発表されたこの自動運転車は、英国政府が支援する「Autodrive」プロジェクトの一環として開発されたもの。自動運転車は2つの目で歩行者とアイコンタクトを行い、歩行者に「クルマに認識されている」という自覚を持ってもらうことをねらっている。
同社によれば、歩行者や自転車に乗る人の中で、道路を渡るときに不安を覚えるという割合は63%にも上る。その主な理由が自動車が止まってくれるのか止まってくれないのかを判断しかねるためであるという。
ジャガーランドローバーが開発するこの自動運転車のプロトタイプはすでに完成しており、試験施設での走行実験も開始している。認知心理学者が協力して開発を進めているようだ。
【参考】人間とシステム・車両とのコミュニケーションについては、関連ニュースとして「【ZMP特集#4】話す宅配ロボ CarriRo DeliveryとTiCA デモは卒業、商業化へ—AI自動運転最前線・イノベーション・自動車革命|自動運転ラボ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 6, 2018