自動運転AIと歩行者の「意思疎通」規格、米フォードが統一化へ連携呼び掛け

光を使った伝達方法を提案


出典:フォード社プレスリリース

「点滅」は「動きだそうとしている」、「左右に動く光」は「止まろうとしている」のサイン——。

アメリカ大手自動車メーカーのフォードが、完全運転自動車のAI(人工知能)の「意図」を歩行者などに伝えるため、光の動きや点灯を使ったこのような「サイン」の規格を世界で共通化させようと、ほかのメーカーなどに呼び掛けている。

フォードは2018年10月3日までに提案内容をまとめ、フォード社の「公式ブログ」でその内容を公開。フロントガラスの上部につけた白いライトで歩行者に次の挙動を伝えるアイデアとその具体案を例として紹介している。

人が運転する従来の自動車の場合、ガラス越しではあるもののドライバーと歩行者はアイコンタクトなどでお互いの意図を確認しあうシーンもある。しかし自動運転レベル4(高度運転自動化)以上の場合は人は全く運転に関与しないため、AIと人の何らかの「意思疎通」の方法が模索されてきた。

フォードは各社が別々の「サイン」を考案すると歩行者の混乱につながると考え、完全自動車が実用化する前に今回の呼びかけを行った形だ。こうしたサインはアメリカ国内だけではなく、世界共通のサインにした方が良いとも考えられ、どの国のメーカーなどを問わずに提案をしていくものとみられる。

自動運転車と歩行者のコミュニケーションについては、イギリスのジャガー・ランドローバーの取り組みもユニークだ。試作中の自動運転車の前方に大きな「目」を取り付け、歩行者とアイコントができるようにしている。







関連記事