運転手監視システム「CoDriver」、ルネサス車載半導体に対応 自動運転レベル3でも必須

イスラエル企業が開発



CoDriver検出イメージ=出典:ユビキタスAIコーポレーション社プレスリリース

株式会社ユビキタスAIコーポレーション(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:佐野勝大)は2018年10月19日までに、同社が日本において代理販売を行うイスラエルのJungo Connectivity社が開発した自動運転やADAS(先進運転支援システム)向けのドライバーモニタリングシステム「CoDriver」に関して報道発表を行った。

発表によれば、CoDriverが日本の半導体企業ルネサスエレクトロニクス株式会社の車載半導体「R-Carファミリ」に対応したという。


R-Carファミリの市場シェアは現在大きく、高性能で高い情報処理能力を有していることが特徴。発表では今回の対応によって「さらに高性能なドライバーモニタリングシステムの実現が可能となりました」としている。

ドライバーモニタリングシステムは、運転手の居眠りやわき見、体調急変などを検知し、交通時事故などを未然に防止することを目的として開発が進んでいる。市場規模も2017年の200億円から2025年には1000億円まで拡大するとみられている。

通常時はシステムが運転操作を担う自動運転レベル3(条件付き運転自動化)においても、緊急時は自動運転と手動運転の切り替えが必要になるため、システム側が常に運転手の状態を把握しておく必要があり、ドライバーモニタリングシステムは必須となる。

【参考】自動運転レベル3については「【最新版】自動運転レベル3の定義や導入状況は?日本・世界の現状まとめ」も参照。



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