ルネサスエレクトロニクス株式会社(本社:東京都江東区/代表取締役社長:呉文精)は2018年10月19日までに、新たにコネクテッドカー(つながるクルマ)用のソフトウェア開発ツール(SDK)の提供を開始すると発表した。
米アマゾンのクラウドサービス「AWS」と連携させることで、車両情報を活用したクラウドサービスの開発が可能となるのが特徴。このSDKはルネサスの車載用SoC(システム・オン・チップ)「R-Car」に対応しているという。
報道発表では新たに開発できるクラウドサービスとして、例を挙げている。それによれば、走行状況や運転手の状態などの車両側のデータと、道路状況や天候、地図などクラウド側のデータを組み合わせ、最適なルートを推奨するサービスなどが開発可能になるという。
ルネサスエレクトロニクス社の吉田正康氏(オートモーティブソリューション事業本部)はプレスリリースの中で「車載ビジネスで培ってきた車両データの取り扱いをコネクテッド分野で生かすため、AWSの豊富なクラウドサービスや、エッジコンピューティングと連携できることを嬉しく思います」としている。
【参考】関連記事としては「半導体ルネサスの自動運転事業史まとめ コネクテッド領域にも参入、LiDAR開発も」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 1, 2018