Waymo、運送大手J.B.Huntと自動運転トラックで貨物配送実証

レベル4のシステム「Waymo Driver」を搭載



Google系の自動運転開発企業である米Waymo(ウェイモ)は2021年6月20日までに、トラック輸送大手の米J.B. Hunt Transport Servicesと提携し、自動運転トラックの試験走行を実施する計画を発表した。







試験走行は、アメリカ国内でも交通量の多いとされるテキサス州で行う。報道発表によれば、自動運転レベル4の独自システム「Waymo Driver」を搭載した大型トラックで貨物配送を試すようだ。

■旅客輸送事業だけではなく物流事業も

Waymoと言えば、自動運転タクシーを世界で初めて商用化した企業として知られているが、ここ最近は自動運転トラックを使用する輸送サービス「Waymo Via」の商用化に注力するなど、旅客輸送事業だけではなく物流事業にも力を入れ始めている。

Waymoはこれまでも自動運転トラックの分野でJ.B. Hunt Transport Servicesと市場調査などを行ってきた経緯があり、ブログでは「自動運転技術を展開するために今後も協業を続ける」と強調している。

ちなみにWaymoは2020年1月、テキサス州とニューメキシコ州で自動運転トラックに活用するマッピングの開始とテスト実施の計画を発表している。

同年10月には独ダイムラー・トラックとパートナーシップを結び、同社の大型トラックにWaymoの自動運転技術を搭載して実用化を目指す意向を発表している。

■業界内でさまざまなパートナーシップ

WaymoとJ.B. Hunt Transport Servicesのように、自動運転技術を開発する企業が大型トラック業界の企業とパートナーシップを結ぶ動きは、近年活発になりつつある。例えば2021年3月には、ボルボグループが自動運転ベンチャーのAurora Innovationとの提携を発表している。

同年4月にはイタリア商用車メーカーIVECOが、大型トラックの自動運転技術を手がける中国Plus.aiと提携した。Plus.aiは翌5月、大手エンジンメーカーの米カミンズとも提携し、自動運転トラックの共同開発に取り組むことを発表している。

このような動きがある中でも、自動運転技術で最先端をいくWaymoの動向は一際関心を集める。まずJ.B. Hunt Transport Servicesとの試験走行がどのような成果に結びつくのか、注目が高まりそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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