2021年7月の関連求人数、「自動運転」は前年比19.4%増 「MaaS」は156.7%増

「自動運転」は8カ月連続の増加に



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2021年7月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。


■自動運転:前月比0.5%増の2万8,780件

「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2021年7月末時点で前月比0.5%増、前年同月比19.4%増の2万8,780件となった。増加は8カ月連続。

主要転職6サイト別では、Indeedが前月比0.1%増の2万5,849件、dodaが同4.1%増の1,751件、リクナビNEXTが同4.4%増の899件、マイナビ転職が同1.3%増の151件、ランスタッドが前月と変わらず78件、エン転職が同1.8%減の52件となっている。

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■東証一部上場の自動車メーカー・部品メーカーの案件が目立つ

自動運転関連の求人では、自動車メーカーや自動車部品メーカーなど東証一部上場企業による求人が引き続き多く、大手自動車メーカーの下請け企業も積極的に求人案件を出している印象だ。

■MaaS:前月比22.2%減の1,122件

「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は、2021年7月末時点で前月比22.2%減、前年同月比156.7%増の1,122件だった。前月比での減少は8カ月ぶりとなっているが、前年同月比では大きく件数を増やしている。


主要転職6サイト別では、Indeedが前月比15.0%減の701件、dodaが同2.7%増の225件、リクナビNEXTが同2.7%減の175件、マイナビ転職が同22.2%減の7件、ランスタッドが前月と変わらず10件、エン転職は同100.0%増の4件だった。

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MaaS関連の求人では、新たな移動サービスアプリの開発に携わるエンジニア求人や、モビリティ分野に限らず事業企画・サービス企画の経験がある人材の募集などが目立っている。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)





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