決済アプリ「TOYOTA Wallet」がスーパーアプリ化!「大阪王将」が第1弾サービスに

注文金額の1%をキャッシュバック



トヨタのスマートフォン向け決済アプリ「TOYOTA Wallet」が進化した。アプリ内で「ミニアプリ」を展開し、さまざまなサービスやコンテンツを一元的に利用できるようにした。


つまり、TOYOTA Walletがさまざまなサービスやコンテンツの利用の入り口となり、「スーパーアプリ」のような立ち位置になるということだ。すでにミニアプリの第1弾として、「大阪王将テイクアウトサービス」の提供が始まっている。

大阪王将テイクアウトサービスでは、注文金額の1%が「TOYOTA Wallet残高」にキャッシュバックされるという。

■「日々の生活の身近にあるモバイルアプリに」

TOYOTA Walletとは、トヨタ自動車とトヨタファイナンシャルサービス、トヨタファイナンスの3社が提供するスマートフォン決済アプリだ。「事前チャージ型」 「後払い型」 「即時引落し型」といった決済サービスを展開している。

ベースの機能は決済機能で、トヨタ販売店や「iD」ロゴのある店舗で利用できるが、アプリ内で飲食やレジャーなどのサービスも利用できるようにすることで、「日々の生活の身近にあるモバイルアプリを目指す」(プレスリリース)という。


今後ミニアプリが増えていけばユーザーのメリットが増し、インストール数も大きく伸びていきそうだ。ちなみに以下が大阪王将テイクアウトサービスのミニアプリの利用方法の手順だ。

出典:トヨタファイナンス・プレスリリース(クリックorタップすると拡大できます)
■LINEと同じような道をたどる?

ミニアプリといえば、「LINE」が思い浮かぶ。LINEは企業に対してLINE上でミニアプリを展開できるサービスを提供しており、電車の乗り換え検索サービスやEC(電子商取引)サービスなどがすでに展開されている。

TOYOTA WalletもLINEのような道をたどり、スーパーアプリ化していくことになるのか、注目したい。

【参考】関連記事としては「TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)とは?スマホアプリ、3種類の決済を統合」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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