米オンセミ、高解像&広視野の「SPADアレイ」をCES 2020で展示 最新LiDAR技術

ADAS用のレーダー機能も





米半導体メーカーのオン・セミコンダクター(ON Semiconductor)社は2019年12月24日までに、米ラスベガスで2020年1月7〜10日に開催される世界最大級の家電技術見本市「CES 2020」で、「自動運転の目」とも呼ばれるLiDARの最新技術の展示とデモを行うと発表した。







デモ展示されるのは、短・中・長距離のLiDARアプリケーション用に設計された「SPAD(単一光子アバランシェダイオード)アレイ」だ。報道発表によれば、同社のこのSPADアレイは高解像度と広い視野を持つことが特徴で、業界においてまだ他社が開発していない製品だという。

SPADアレイは、シーンのモノクロマティックイメージと深度マップを同時に生成する低照度光子検出器で、対象物との距離を瞬間的に計測する「TOF(Time of Flight)」アプリケーションに適している。

CES 2020では、1つのセンサーで長距離と短距離の両方の運用を可能にする先進運転支援システム(ADAS)用の新しいマルチモーダルレーダー機能「MIMO+」も紹介され、他にも数多くの技術や製品が展示される予定だという。

■自動運転車に必須のLiDARとは?

LiDARは「Light Detection and Ranging(光による検知と測距)」の頭文字をとったもので、「ライダー」と読む。光を使ったリモートセンシング技術を用い、物体検知や対象物までの距離を計測するものだ。レーザー光を照射し、それが物体に跳ね返ってくるまでの時間を計測し、物体までの距離や方向を測定する。

市場調査などを手掛ける富士キメラ総研によると、LiDARが搭載される新車は2019年は18万台と推計されるが、2040年には4236万台まで増える見通しだ。増加率でいうと約235倍で、今後市場の爆発的な拡大が見込まれている。

こうした拡大の見通しの背景にあるのが、自動運転技術を搭載した自動車の市場投入がどんどん進んでいくとみられることだ。こうしたこともあり、オン・セミコンダクターのほかさまざまな企業がLiDAR関連技術の開発に力を入れているわけだ。







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