この仕掛けで利用促進!自動運転タクシー乗車でdポイント付与 愛知県西尾市で実証実験

NTTドコモが幹事会社、2020年12月11〜13日に実施



出典:愛知県プレスリリース

愛知県は2020年12月11〜13日にかけて、西尾市で自動運転タクシーのコンセプト車両を運行し、自動運転タクシーや周辺店舗などの利用時に共通ポイントを付与して地域交通の利便性と観光客の回遊性向上を図る実証実験を行う。

この実証実験ではNTTドコモの「dポイント」の仕組みを活用するのが特徴だ。自動運転タクシーに乗車する際や近隣店舗の利用する際にdポイントを付与し、自動運転車の利用促進と近隣店舗の利用意欲の向上につなげる仕掛けを試す。ちなみに今回は顔認証システムを活用してポイントを付与する仕組みを導入するようだ。







NTTドコモを幹事会社とする共同体が実証実験を実施し、アイシン精機と西尾市が実施に協力するという。

■Autoware搭載の「JPN TAXI」車両を使用

自動運転タクシーのコンセプト車両の運行は名鉄西尾駅から西尾市歴史公園までの950メートルの距離で実施され、乗車時間は10分ほどだ。このエリアは主要道路のほか、一方通行の幅員の狭い生活道路から構成されているため、単一環境の道路と比べてより高度な制御が不可欠だという。

使用車両はトヨタのタクシー専用車両「JPN TAXI」で、名古屋大学発スタートアップのティアフォーが開発した自動運転OS「Autoware」を搭載している。運行は交通事業者の名鉄東部交通株式会社が担う。

運転席と西尾市役所内の遠隔監視室には乗務員を1人ずつ配置し、運行の状況を監視する。試乗できるのは18歳以上65歳未満の介助なしで車両に乗車できる人に限定されており、新型コロナウイルス感染症対策として検温も実施されるという。

■商用展開後の利用者増につながる仕掛け

実際に自動運転タクシーが商用サービスとして展開されるようになってからも、乗車によって共通ポイントが貯まる仕組みは、自動運転タクシーの利用者が増えることに一役買うはずだ。

自動運転タクシーの採算性を高めることにつながるこうした取り組みは、大いに関心を集めそうだ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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