テスラ向け自動車保険、「自動運転中」は半額に

FSD作動中の走行マイルを基に計算



米EV大手テスラの「自動運転機能」を作動して走行中の保険料を半額にするという自動車保険が登場した。これを手掛けるのは、保険会社の米Lemonade(レモネード)だ。


新たな自動運転車向け保険商品を立ち上げると同時に、テスラの「Full Self-Driving(FSD)」搭載車の一般向け保険料を大幅に引き下げることをこのほど発表した。この割引は、レモネードがこれまで利用できなかった車両データの取得を可能にすることで実現した。収集したデータはリスク予測などに活用されるという。

なおFull Self-Drivingを直訳すると「完全自動運転」になるため勘違いされがちだが、現状ではADAS(先進運転支援システム)にとどまる機能となっている。さらに現在提供されているのは「FSD(Supervised:監視あり)」で、ドライバーによる能動的な監視のもと、全ての運転に対応するよう設計されたものだ。

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■「Lemonade Autonomous Car」とは

レモネードは自動運転車向けの保険「Lemonade Autonomous Car」を2026年1月26日からアリゾナ州で提供開始した。同年2月にはオレゴン州でもスタートする予定で、展開エリアは順次拡大予定だ。

この保険は、まずはテスラのFSDから提供が開始される。FSDを作動して走行中の1マイル当たりの保険料を約50%引き下げることが決まっている。


Lemonade Autonomous Carと一般的な自動車保険の違いは、「自動運転機能が使われているかどうか」という点になる。走行距離に応じて料金が変わる「Pay per Mile(ペイ・パー・マイル)」型の保険となっており、走行データをもとに安全に運転している距離が多ければ、さらに保険料が有利になる可能性がある。

Lemonadeは、テスラがFSDのソフトウェアアップデートを重ねることで車両の安全性がさらに高まった場合、1マイル当たりの保険料は今後さらに下げられると見込んでいる。

■「同列に比較することはできない」

Lemonadeの共同創業者兼社長であるShai Wininger氏は米メディアのインタビューで、「従来型の保険会社はテスラを他の自動車と同じように扱い、AI(人工知能)についても普通の人間のドライバーと同一視している」とした上で、「しかし360度を見渡すことができ、居眠りすることもなく、ミリ秒単位で反応するクルマを人間のドライバーと同列に比較することはできない」と語っている。

さらにWininger氏は「FSDを使用して走行しているテスラは、事故に巻き込まれる件数がはるかに少ない」とも付け加えている。テスラの車載コンピューターに接続することで、レモネード側が極めて精密なセンサーデータを取り込むことができ、これまでになく高い精度で保険料を算定できるという仕組みのようだ。


■テスラが「本当の」自動運転実現はいつ?

テスラのFSDは、現状では自動運転レベル2のADASにとどまるため、「自動運転車」と呼ぶことは厳密にはできない。しかしドライバーによる監視のもと、ルート案内やステアリング操作、車線変更、駐車などを含む運転操作を自動で行うことができる。

今回のレモネードによる、現段階では「FSD専用保険」とも言える自動車保険の登場は、テスラの技術レベルの高さと信頼性がうかがえるものになった。あとは本当の意味での自動運転にレベルアップすることが期待される。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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