米Kodiakと仏CEVA、大型自動運転トラックでの配送ルート構築

テキサス州とオクラホマ州の2ルート



出典:Kodiak Roboticsプレスリリース

自動運転トラック開発のスタートアップ米Kodiak Roboticsは2022年3月11日までに、物流企業の仏CEVA Logisticsと提携し、大型の自動運転トラックによる貨物配送を開始することを発表した。

■2つのルートで貨物配送を実施

テキサス州とオクラホマ州における2つのルートで貨物配送を実施する。どちらのルートでもKodiak Roboticsの自動運転セミトラックが、商品を積載したCEVA Logisticsのトレーラーを牽引する形で貨物配送を行う。







トラックの運転席には訓練を受けたセーフティードライバーが座り、システムによる走行を監視しながら必要に応じて介入を行うという。人の介入を前提とした無人自動運転の場合、自動運転レベルは「2」となる。

【参考】関連記事としては「自動運転レベルとは?定義・呼称・基準は?」も参照。

Kodiak Roboticsが2021年1月に1週間行ったテスト走行では、800マイル(約1,300キロ)以上の距離を連続往復し、一度も人の介入なく走行を成功させている。

■Kodiakが開発する「Kodiak Driver」

Kodiak Roboticsは自社で「Kodiak Driver」と呼ばれる大型トラック用の自動運転キットを開発している。

Kodiak Driverはハードウェアとソフトウェアで構成され、ハードウェアとしては、Luminar製LiDAR「Iris」やZFのフルレンジレーダーのほか、360度スキャニングLiDARやカメラを組み込まれており、毎秒数百MBのデータを取得し、処理できるという。

ソフトウェアとしては自動運転ソフトやマッピングソリューションなどが含まれている。マッピングデータはクラウド経由で取得でき、マップデータの更新が必要なときも、車両を停車することなく更新できるという。

■自動運転トラック配送の実用化が加速

自動運転技術による無人トラックの配送を実現させているのは、Kodiak Roboticsのような大型トラックだけではない。

例えば米小売サービス企業最大手のウォルマートは、シリコンバレーのスタートアップ企業Gatikと協力し、2021年11月から完全無人の小型自動運転トラックで食料品配達を開始している。アメリカでは無人トラックによる配送の実用化が一層加速していきそうだ。

▼Kodiak Robotics公式サイト
https://kodiak.ai/

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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