月極駐車場検索サイト大手の株式会社ハッチ・ワーク(本社:東京都港区/代表取締役社長:増田知平)は2019年8月29日、モビリティイノベーションを目指す横断型組織「MONETコンソーシアム」に参画したことを発表した。
MONETコンソーシアムは、ソフトバンクとトヨタ自動車などが出資しているMONET Technologiesが設立した組織で、2019年6月末時点で276社が加入している。参加対象企業は小売や飲食、物流、旅行・旅客、医療、情報提供サービス、エンタメ、不動産、金融、教育などとされている。
ハッチ・ワーク社によれば、同社が運営する月極駐車場検索サイト「アットパーキング」(https://www.at-parking.jp/)は駐車場の位置情報を22万6000カ所有している。同社は報道発表で「月極駐車場は従来の単なる車置き場から、モビリティ革命において【車ステーション】という重要な役割を担うと考えています」としており、今後さまざまな利用提言を行っていく考えだという。
■MONETコンソーシアムってどんな団体?
MONETコンソーシアムに加盟する企業は増え続けている。最近では鍵の電子化技術などを手掛ける株式会社ビットキーやコネクテッドカー関連ソリューションを手掛ける株式会社スマートバリューなどが加盟を発表している。
【参考】関連記事としては「車の鍵を電子化!MaaS領域で新事業!ビットキー、MONETコンソーシアムに加盟」や「スマートバリュー、MONETコンソーシアムへ参画 MaaS分野や移動課題の解決に貢献」を参照。
MONETコンソーシアムの目的は次世代のモビリティイノベーションを推進することにあり、具体的にはMaaSオープンプラットフォームを構築することや、MaaSの普及を加速させることに取り組んでいる。
MaaSオープンプラットフォームは、ビジネスマッチングなどの「サービス事業企画」のほか「車両企画」「データ連携」が取り組みの3本柱で、MaaS普及に向けた取り組みとしては勉強会や情報公開の開催のほか、将来的には政府などに対する提言をまとめる活動も行うようだ。
■MONETコンソーシアムに加入するためには?
MONETコンソーシアムへの入会申込はウェブサイト上から可能だ。申込ページは「https://survey.monet-technologies.com/webapp/form/22396_kdhb_18/index.do」で、申込期間や入会条件、活動の流れ、会費などに関するよくある質問もまとめられている。
【参考】関連記事としては「電子決済のPayPayも参画!MONETコンソーシアムが誕生 自動運転見据えMaaS事業など開発 ソフトバンクとトヨタの共同出資会社」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) March 28, 2019