キー技術を手掛けるスタートアップ企業の株式会社ビットキー(本社:東京都中央区/代表取締役:江尻祐樹・福澤匡規・寳槻昌則)は2019年8月28日、モビリティ業界における革新を目的とした横断型組織「MONETコンソーシアム」に加盟したことを発表した。
ビットキー社は2018年1月創業。電子実行鍵の管理などのための独自開発プラットフォーム「bitkey platform」を利用し、住宅やオフィス向けにスマートロックを発売している。MONETコンソーシアムはソフトバンクとトヨタの共同出資会社MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)によって設立された組織。
ビットキー社のスマートロックは付与する相手や時間をネット上で指定できることが特徴で、今後はMONETコンソーシアムの加盟企業とも連係しながら、自動車などの乗り物の鍵の電子化にも力を入れていくものとみられる。同社は「安心安全で便利なモビリティMaaS領域における新たなサービス創造を目指します」ともしている。
バーチャルキー市場はカーシェアの普及などとともに今後規模が拡大することが見込まれている。調査会社の矢野経済研究所は、バーチャルキーの搭載車両台数は2018年に既に世界で2069万台に上っており、2022年には5030万台まで増えるという見通しを発表している。
【参考】関連記事としては「カーシェア市場拡大の肝は、無人化を実現するバーチャルキーだ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 19, 2019