2019年1月8日から11日にかけ、米ラスベガスで世界最大級の家電・IT見本市「CES 2019」が開催される。経営再建へ正念場が続くパイオニアのアメリカ販売子会社も出展し、将来性が期待される自動運転向けの3D-LiDARなどを展示する。
パイオニアは2018年9月から3種4モデルの3D-LiDARの提供を開始している。CES 2019ではこの3D-LiDARを目玉としつつ、自動運転の実現に不可欠な2つのアルゴリズムも紹介する。周辺環境認識アルゴリズムと自車位置推定アルゴリズムだ。
これらだけではない。自動運転レベルの最上位である自動運転レベル5(完全運転自動化)のコンセプト・コックピットも参考出品する。自動運転車の車内空間全体を使って映像や音などの情報を提供する仕組みや、生体センシングなどの技術も紹介する予定だ。
こうした展示からは、パイオニアが3D-LiDARなどのセンサーだけではなく、自動運転車が秘めるさまざまな可能性にアプローチをかけていることが分かる。同社は「車室空間における『総合インフォテインメント』のリーディングカンパニーを目指す」としている。
【参考】関連記事としては「パイオニアの自動運転・LiDAR戦略まとめ ロードマップや開発状況は?」も参照。
3D-LiDARで背水の陣…パイオニア"覚悟"の自動運転戦略まとめ 次世代自動車事業で復活目指す https://t.co/EpE6rbpXbV @jidountenlab #パイオニア #3DLiDAR #自動運転の目
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 4, 2018