中国IT大手テンセント、米シリコンバレーで自動運転エンジニアを募集

ライバル百度との開発競争へ



中国の大手ネット企業テンセントが自動運転技術に関し、米カリフォルニア州のシリコンバレー北部端にあるパロアルト市で働ける人材を会員制のSNS「LinkedIn」上で募集している。2018年11月11日までにロイター通信が報じた。


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カリフォルニア州のシリコンバレーでは、アメリカを含む世界の自動車メーカーや部品メーカー、半導体企業、IT企業などが走行試験を行なっている。テンセントは現時点では現地当局から自動運転車での公道走行試験の許可を未だ取得していないが、近く許可取得に向けた申請に動くとみられる。

テンセントは2017年11月に、中国の北京市に自動運転技術開発施設を設立した。その際には「ドライバーを必要としない自動運転車」と「高度なドライブアシスト機能を持つ車」を開発すると述べている。2018年には中国・北京市の高速道路で自動運転車のプロトタイプも試験走行させている。

テンセントのライバルとも言える百度(バイドゥ)は既にカリフォルニアでの路上走行実証実験の許可を得ている。自動運転事業ではテンセントは百度に遅れを取っているという見方が多い。

【参考】関連記事としては「自動運転テスト進める全世界53社まとめ@カリフォルニア 解説付」を参照。



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