手動運転の自動車が走行する今の道路に「完全自動運転車」が導入されるとき、まずは歩行者などがいない高速道路での走行が解禁されるとみられている。
そしてもう少し話を飛躍させれば、最初は「自動運転専用レーン」が設けられ、自動運転車は原則的にそのレーンでの走行にまずは限定されるかもしれない。手動運転車と干渉する機会が減れば、それだけ事故が起きるリスクも軽減されるからだ。
実際、国土交通省道路局が推進する「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」の研究においても自動運転レーンを導入した場合の試算などが行われている。速度規制を緩和し、最高時速を110キロとしたケースについても試算が行われている。
将来的に全ての自動車が自動運転車になればそもそもこうした「専用レーン」は意味を成さなくなるが、過渡期には全国どこでもあって当たり前のものになるかもしれない。
政府は高速道路の自動運転については、自家用車の自動運転レベル4(高度運転自動化)は「2025年目途」、トラックのレベル4は「2025年以降」とそれぞれ実現時期の目標を掲げている。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 22, 2018