電動車椅子を開発するスタートアップ企業のWHILL(本社:神奈川県横浜市/代表取締役兼CEO:杉江理)は2019年1月7日、米ラスベガスで8日に開幕する家電見本市「CES 2019」において、「WHILL自動運転システム」を出展することを発表した。
WHILL自動運転システムは歩道領域を想定して開発されている。同社が独自開発した自動運転機能や自動停止装置なども搭載し、「長距離の歩行を困難と感じる高齢者・障害者の移動シーンをスマートにする」(同社)という。
具体的には、自動運転機能は車椅子の回収の人手を減らすためなどに活用される。つまり人がWHILLから降りたあと、WHILLは自動運転で所定の位置に戻るということらしい。同社が1月7日に公開したYoutube動画でも、その仕組みが紹介されている。
同社が開発するWHILLについては現在、オランダの好きポール空港やイギリスのヒースロー空港などで実用化に向けた協議が行われているという。MaaS事業も推進し、2020年には公道における自動運転を実現させたい考えだ。
【参考】関連記事としては「電動車いす開発のWHILLが50億円資金調達 海外進出・販売強化、将来は自動運転機能も」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 20, 2018