中国企業のAisimba Technologyが開発する自動運転物流ロボット「Little Lion(小獅号)」に注目が集まっている。既に工業団地や住宅街、教育施設などで使われており、自動運転技術を実用化した好例の一つとされる。
Little Lionが導入されている場所では、24時間365日いつでもスマートフォンから配達予約などをすることができる。発表によれば、Little Lionは中国国内で商用試験を初めてパスした自律型配送ロボットだという。
Aisimba Technologyの張亮CEO(最高経営責任者)は「ラストマイル配送サービスは自律運転技術を大規模に商用化する最初の分野になる」と明言。その上で「その市場ニーズは高く、大きな可能性を秘めています」と意気込みを語っている。
Little Lionには台湾の半導体メーカー「VIA Technologies」の360度サラウンドビューシステムなどが搭載されている。同システムは全方位のビデオ監視が可能な車載システムで、先進運転支援システム(ADAS)やドライバー管理システム(DMS)などにも対応しているという。
【参考】関連記事としては「ラストワンマイル向けの物流・配送ロボット10選」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) March 29, 2019