関西電力やトヨタITC、電柱使う路車間通信の実証実験 全国初、自動運転社会見据え

滋賀県大津市の公道で実施



出典:関西電力プレスリリース

関西電力株式会社(本社:大阪府大阪市/取締役社長:岩根茂樹)は2019年1月29日までに、パナソニックやゼロ・サム社、トヨタIT開発センター(トヨタITC)とともに、滋賀県大津市で路車間通信に関する技術実証を実施すると発表した。

技術実証は自動運転社会を見据えたもので、1月30日と31日の2日間実施される。電柱に設置した通信機器で路車間通信を行い、こうした通信方式が安全運転支援や自動運転支援に役立つかを確認する。電柱には情報掲示板も取り付け、歩行者が接近しているなどの情報を表示させるようだ。


同社によれば、公道の電柱を活用した路車間通信の技術実証については国内でまだ例がなく、全国初の取り組みとなるという。

またこの技術実証に合わせて、大容量データの路車間通信試験も行う。自動運転車やコネクテッドカーの走行には大量のデータ通信が必要となるため、こうした通信試験の重要性は高い。

【参考】関連記事としては「自動運転とデータ通信…V2IやV2V、5Gなどの基礎解説」も参照。


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