自動運転開発用の電動小型低速車両が新たに市場に投入される。ヤマハモーターパワープロダクツ(YMPC)株式会社と株式会社ティアフォー、株式会社マクニカの3社が提供する「アカデミックパックPRO」だ。
ティアフォーが開発するオープンソースの自動運転OS「Autoware」やAI(人工知能)やLiDARなどを搭載可能にするセンサーモジュール「AI Pilot」を、YMPCが製造する車両に搭載し、マクニカが車両の販売とサポート窓口を担当する。販売開始は2019年1月16日だ。
販売する車両にはPCや大型モニターなどが搭載されており、購入企業が円滑に実証実験や技術開発を開始できるようにした。道路運送車輌法に基づいた保安基準を満たし、公道走行に必要なナンバーを取得することも可能となっている。
3社は報道発表で「この製品の提供を通じて、お客様の自動運転関連における研究開発や実証実験等を促すことで、新しいモビリティ社会の早期実現に貢献してまいります」としている。
【参考】関連記事としては「オープンソースの自動運転OS「Autoware」普及へ国際業界団体設立 ティアフォー主導の「Autoware Foundation」」も参照。
グーグルも脅かす無償の"日の丸"自動運転OS、遂にアライアンス化 普及加速へ半導体大手アームやトヨタ系TRI-ADなど参画 https://t.co/IS6FJPDLsG @jidountenlab #ティアフォー #自動運転OS #Autoware
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 9, 2018