半導体設計最大手の英アーム、世界初の自動運転対応プロセッサ 安全性向上、普及も後押し ソフトバンク傘下

「Safety Readyプログラム」も


ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計最大手アーム・ホールディングスは2018年9月28日までに、マスマーケット向け自動運転の普及を加速させるため、新たな「Arm Safety Readyプログラム」や世界初の自動運転対応プロセッサとなる「Arm Cortex-A76AE」、アプリケーション・プロセッサでは初となる安全性技術「Split-Lockテクノロジー」を同時に発表した。







報道発表によれば、Arm Safety Readyプログラムはアームの既存の安全な製品や新規・将来の製品が対象となっていると言い、「ISO 26262」と「IEC 61508」の規格に対応した体系的なフローや開発などを経ているようだ。発表によれば、自動車メーカーは同プログラムの提供サービスの活用によって、自動運転用途に欠かせない最高水準の機能安全を自社のSoC(システムオンチップ)やシステムに実装することが可能となると言う。

アーム社は「Safety Readyは、ソフトウェア、ツール、コンポーネント、認証、規格を一元管理しており、アームのパートナーは、機能安全をよりシンプルかつ低コストに実装できます」としている。

Cortex-A76AEは車載用に独自設計され、7nmプロセスノード向けに最適化されている。報道発表によれば、高電力効率の演算能力を実現しており、同社は「自動車メーカーは、今日のプロトタイプのようなキロワット単位ではなく、ワット単位の電力ですむ自動運転システムを設計することも可能です」としている。

アーム社は1996年から車載用途向けチップの設計を手掛けている。同社によると、アームベースのシリコンは現在、ADAS(先進運転支援システム)用途の65%以上、IVI(車載情報通信)用途の85%に採用されているという。







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