米自動車メーカー大手フォード(Ford)は、2018年7月25日に第2四半期(4~6月)決算を発表した。純利益は10億6600万ドル(約1200億円)となり、前年同期の20億4700万ドル(約2300億円)から48%の減益となった。売上高は前年同期比2.4%減の389億2000万ドル(約4兆3265億円)だった。
中国での買い控えやアジアと欧州での赤字計上が響いた形だ。ジム・ハケット最高経営責任者(CEO)は減収に減益について、海外事業で想定外の課題に直面したことなどを理由として挙げている。
フォードは2018年7月、同社の自動運転開発部門を独立させた新会社「フォード・オートノマス・ビークルズ」の設立を発表している。10年以上に渡って自動運転技術の開発を進めてきたフォード。新たな会社設立で自動運転技術の開発スピードを加速させ、将来的な企業業績への貢献に確実に結び付けたい考えだ。
【参考】フォードが新設した自動運転部門については、「米フォード、自動運転部門で新会社 開発に4400億円投資、アルゴAIと連携しGMやウェイモ追う|自動運転ラボ 」も参照。
負けんなフォード! AI自動運転部門の独立と4400億円投資で、 GMやウェイモ追う https://t.co/EZ3t95OAEG @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 26, 2018