米フォード、自動運転部門で新会社 開発に4400億円投資、アルゴAIと連携しGMやウェイモ追う

2021年の完全自動運転車量産化見据え



アメリカ自動車メーカー大手のフォード・モーターは、自動運転レベル4〜5の完全自動運転車を2021年にも量産化することを目指している。そんな中、フォードは2018年7月24日、自動運転開発を加速させるために、担当技術部門を独立させ、新会社化したと発表した。また自動運転開発に2023年までに40億ドル(約4400億円)を投じるようだ。


今回設立した新会社は「フォード・オートノーマス・ビークルズ」で、2017年にフォードの傘下に入った自動運転ベンチャー企業の「アルゴAI」と連携して開発を進めるようだ。アルゴAIは「自動運転の目」と呼ばれるLiDAR(ライダー)のスタートアップ企業を買収するなどセンサー事業も拡大している。

自動運転業界においては、グーグル系ウェイモやGMなどが自動運転開発で一歩先を行く。フォードは新会社設立とアルゴAIとの連携強化で、現在の出遅れを一気に取り戻したい考えだ。

【参考】フォードの自動運転に関する取り組みについては「消えゆく宅配スタッフ…米フォードが自動運転車で2021年から代替へ|自動運転ラボ 」も参照。


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