浪江町の3D地図化完了! 会津ラボが公道で自動運転実証へ

地方で移動手段確保へ


会津大学発のベンチャー企業である株式会社会津ラボ(本社:福島県会津若松市/代表取締役:久田雅之)が2018年7月2日、2018年夏ごろをめどに福島県浪江町で自動運転車の実証実験を開始する計画を発表した。







同社は福島県の「平成30年度地域復興実用化開発等促進事業」の第1期目において、自動運転の実証実験に必要な浪江町の3D(3次元)マップを作成している。2期目ではいよいよ実証実験が始まる。

【参考】株式会社会津ラボは2007年に設立され、観光やエネルギー、ロボット、医療、農業などの分野で、スマートフォン向けのアプリケーションソフトウェアの開発などを主に行ってきた。自動運転の実用化に向けた取り組みは、今後さらに地方都市で深刻化する交通の不便さなどの課題を解決することを目指して、力を入れて進めている。詳しくは同社の「公式サイト」や「プレスリリース」も参照。同社の資本金額は2991万5000円で、日本エンタープライズ株式会社が主要株主。

第1期目の2017年度は、ブロックチェーン技術を活用した情報基盤の開発と3Dマップ作成の取り組みを進めてきた。第2期は福島トヨペット株式会社と業務提携し、作成した3Dマップを活用して公道を実際に自動運転車で走行する実験を行う。

また、測量ソフトの開発を手掛けるアイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:加藤淳)や東北大学、ロボット開発ベンチャーの株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)も実証実験をサポートする。実証実験ではZMPのRoboCar MiniVanを使用し、車両には自動運転システム用オープンソースソフトウェア「Autoware」を実装する予定。

地元に密着した事業を展開する会津ラボは、福島県における高齢者などの移動手段を先端技術である自動運転によって確保していくことに貢献したい考えだ。会津ラボの先進的な挑戦に、地元も日本全体も注目している。







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