埼玉工業大学(本部:埼玉県深谷市/学長:内山俊一)と同大学発ベンチャーの株式会社フィールドオート(本社:埼玉県深谷市/社長:渡部大志)は2019年3月1日までに、神奈川県横須賀市で開催された「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ2019」に共同で出展し、自動運転車の試乗デモを行った。
このイベントは2019年1月24日から26日に開催されたもの。横須賀市は地元企業や大学と連携してスマートモビリティの開発や実証実験を推進しており、今回のイベントでは自動運転開発に取り組む国内企業や大学が開発中の技術を披露した。
自動運転の開発を行う大学の中で唯一の私立大学として出展した埼玉工業大学は会場内の専用コースで自動運転車両のデモ走行を行い、100人以上の来場者が体験試乗を行った。
■注目の「砂嵐ノイズキャンセル」技術
展示ブースでは、同大学の自動運転技術の強みの一つである「砂嵐ノイズキャンセル」の仕組みについても紹介された。この技術はAI(人工知能)を活用して画像処理をすることで、砂嵐のノイズを除去して安全な走行を支援するというものだ。
埼玉工業大学が位置する埼玉県の北部は冬になると、「からっ風」と呼ばれる強い風で砂嵐が発生することがある。こうした課題を解決しようと、同大学で自動運転研究の開発に取り組む渡部教授(フィールドオート責任者)がこの技術を開発したという。
【参考】関連記事としては「【インタビュー】「自動運転実証実験の総合プロデューサー」に フィールドオート渡部社長 埼玉工業大学発ベンチャー、ティアフォーとも連携」も参照。
【インタビュー】「自動運転実証実験の総合プロデューサー」に フィールドオート渡部社長 埼玉工業大学発ベンチャー、ティアフォーとも連携 https://t.co/u2IBOrr3XD @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 10, 2018