日本の建設会社大手の清水建設株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:井上和幸)は2018年11月11日までに、完全自動運転技術を導入した施設・街区内移動システムの構築を目指し、自動運転スタートアップの株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:武田一哉)の協力を得て、システムの実効性を検証する実証実験に着手したことを発表した。
発表によれば、清水建設が東京都江東区に構える技術研究所内に自動運転車両の安全で円滑な走行を施設側から支援する管制・監視システムを構築・開発。実証実験を進めるにあたって高精度3次元(3D)マップも整備する。
実証実験では、管制・監視システムとティアフォー社が開発した自動運転車両の運行管理システムを連結した上で、ティアフォー社の自動運転ソフトウェア「オートウェア(Autoware)」を搭載した完全自動運転車両を同時に複数走行させるなどし、車両の走行状況に応じて建物設備を自動制御する施設連携実験を実施するという。例えば、車両の到着に合わせてシャッター設備の開閉を自動制御する技術も検証するようだ。AI(人工知能)による画像認識技術も活用する。
清水建設は実証実験や技術の高度化を経て、2020年3月までに複合商業施設やオフィス、ホテル、工場、病院、交通ターミナルなど向けの施設内移動システムの構築を目指すという。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 22, 2018