ウーバーの「天国と地獄」 イーツ爆伸、ライドシェア大打撃 新型コロナ

デリバリー契約、日本で1カ月で約2割増



Uberのダラ・コスロシャヒCEO=出典:Ecole polytechnique / Flickr (CC BY-SA 2.0)

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、外出制限や外出自粛などが長引いている。

そんな中、ライドシェア世界最大手の米ウーバー・テクノロジーズはライドシェアの利用者が減少する「地獄」と、デリバリー需要の増加によってウーバーイーツの利用者が増加する「天国」の両方を味わっている。







■ウーバーイーツは「天国」

新型コロナウイルスの感染拡大はデリバリー需要を活発化させている。そうした中、デリバリーに対応していなかった店舗もデリバリーを導入するケースが増えている。

ウーバーの日本法人によれば、今年2月末からの1カ月間でウーバーイーツの契約店が日本で約2割増えたという。これまでも契約店は増加ペースだったが、新型コロナウイルスの感染拡大で契約店が急増している形だ。海外でもこうした状況は同様だろう。

ウーバーイーツはスマートフォンの専用アプリを使ったサービスで、利用者が特定の飲食店の料理を注文すると、配達員が自転車やバイクで料理を届けてくれる。日本では2016年9月からサービスを提供している。

■ライドシェアは「地獄」

一方で、ウーバーのライドシェアサービスは大打撃を受けている。

ウーバーは日本ではライドシェアサービスは展開していないが、アメリカでは「車内」という密閉空間での感染を避け、ライドシェアの利用を控える人が急増している。ウーバーは既に、乗車をシェアする相乗りサービス「Uber Pool」の提供を中止している。

米メディアの報道によれば、ウーバーのライドシェアサービス利用金額は約4週間で94%減少したという。ウーバーに次ぐ準大手のLyft(リフト)もサービス提供を見合わせており、ライドシェア業界は大きな痛手をこうむっている。

■【まとめ】5月8日、注目の2020年第1四半期決算

ウーバーの2020年第1四半期(1〜3月)の決算発表は5月8日の予定だ。新型コロナウイルスの感染拡大によってライドシェア事業とデリバリー事業にどのような影響が出ているのか、注目を集める。

2020年の業績予測も気になるところだ。ウーバーは2月に発表した業績予想を撤回し、新たな予想はまだ未発表な状態だ。

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記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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