走行危険度や危険場所を分析!自動運転向けに異業種3社が開発

損害保険ジャパン×アイサン×ティアフォー



損害保険ジャパン株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:西澤敬二)は安心・安全な自動運転走行を支援するインシュアテックソリューション「自動運転向けデジタルリスクアセスメント」を開発し、2021年5月から提供すると発表した。







測量ソフト開発のアイサンテクノロジー株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:加藤淳)と、オープンソースの自動運転OSを開発する株式会社ティアフォー(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:武田一哉)と、共同で開発したものだ。

3社は2019年2月から自動運転向けインシュアテックソリューション「Level Ⅳ Discovery」の開発を進めてきた。そのソリューションの1つである自動走行前の事故予防を支援するリスクアセスメントに、先端の自動運転技術を取り込んだデジタルソリューションとして、新ソリューションの提供を開始する。

国の未来技術社会実装事業に選出されている奈良県三郷町に最初に提供するという。

■6つのアセスメントメニューとは?

「自動運転向けデジタルリスクアセスメント」には6つの主なメニューがある。

1つ目は「MMS」(モービルマッピングシステム)による走行ルート調査で、デジタルシミュレーションにより自動走行の危険度合いを解析するという。周辺の3次元座標データと高精度3次元地図を生成する点群データを使用する。

出典:損害保険ジャパン・プレスリリース

2つ目は自動運転システムによる自社位置推定の精度調査、3つ目は走行ルートを網羅した通信環境状態調査となっており。4つ目は走行シミュレーターによる危険回避調査で、自車位置推定調査や走行時の危険予測を評価する。

出典:損害保険ジャパン・プレスリリース

5つ目は走行ルートにおける過去の事故データを活用したリスク調査で、損保ジャパンの事故データや危険運転情報を活用してルート上で危険な場所を可視化する。同時に、事故が起こった原因も探り、リスク発生のシナリオを想定してリスクを類型化する。6つ目はガイドラインとの適合確認や報告書の作成支援だ。

■3社の技術を融合、今後の展開にも注目

新たに提供されるインシュアテックソリューションは、損保ジャパンの事故データや事故対応ノウハウと、アイサンテクノロジーの高精度3次元地図技術、ティアフォーの自動運転システムの開発力を融合した点が大きなポイントだ。

3社は「走行前の事故予防」「走行中の見守り」「万が一の事故への備え」で安心・安全な自動運転を総合的にサポートする「Level Ⅳ Discovery」のさらなる開発と推進を加速させ、2025年度には公道での安心・安全な自動運転走行を目指していくという。

今後も引き続き、3社の展開に注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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