東大発TRUST SMITH、工場スマート化事業で新会社 自動運転ロボなど活用

SMITH & FACTORYの設立を発表



出典:SMITH & FACTORYプレスリリース

TRUST SMITH株式会社(本社:東京都文京区/代表:渡辺琢真)は2020年8月16日までに、製造業向けにスマートファクトリーの実現を支援するための関連会社として、SMITH & FACTORY株式会社を設立したと発表した。

TRUST SMITHは自動搬送ロボット開発などで知られる東大発AIベンチャーだ。設立した新会社では工場・倉庫の完全自動化に向け、最先端のAI(人工知能)技術やロボティクスの技術を活用したソリューションの提供を手掛けていくという。







製造業では労働人口の減少による人材不足が問題になっているほか、業務上のケガのリスクを考えると、現場における「省人化」や「自動化」は製造業企業における喫緊の課題だ。新型コロナウイルスの感染拡大対策としても、自動化に対するニーズは高まっている。

こうした背景から、TRUST SMITHはスマートファクトリー化事業に専念する関連会社としてSMITH & FACTORYを設立したという。

■TRUST SMITHグループの取り組み

TRUST SMITHは自動搬送ロボットや自動搬送トラックの開発など、これまでにさまざまな工場向けソリューションを自社開発してきた。

2019年12月には、工場などのピックアップ作業に活用可能な障害物回避型アームのアルゴリズムの開発や、磁気テープなどのガイドに頼らずマッピングによって自律走行することができる自動搬送ロボットの開発について発表している。

2020年6月には、工場敷地内における自動搬送トラックの開発を開始したことも発表している。レーザレーダやカメラ、GNSS(衛星測位システム)などを利用し、自車位置や周囲の物体を認識しながら、倉庫内での安全な自動運転ができるようにするという。

■スマートファクトリー分野、参入続々

製造業の盛んな日本においては最近、自動運転技術を活用したスマートファクトリー化支援をビジネスとして展開する企業が増えている印象だ。

例えば、有力ロボットベンチャーのZMPは「自ら動く台車」としても知られる物流支援ロボットを開発しているほか、ピッキングシステムと連携させる機能も提供している。

2017年設立のロボットベンチャーDoogは移動ロボットの開発に力を入れており、自動追従・ライントレース機能を搭載した運搬型ロボット「サウザー」を製品化している。荷物を載せた状態で台車やサウザー同士の追従もできるという。

大手企業とスタートアップがタッグを組んだ取り組みも目立ち始めている。自動運転OSを開発するティアフォーとヤマハ発動機は2020年3月、工場敷地内などにおけるモノの自動搬送ソリューション事業を行う合弁会社の設立を発表している。

■【まとめ】工場の自動化はいま熱いビジネス領域

工場の自動化はいま熱い分野だ。自動走行・自動運転技術は従来の工場の風景が大きく変えていく。TRUST SMITHのようにこの分野に参入する企業は、今後一層増えていくことが考えられる。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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