紫外線照射が可能な⾃律⾛⾏型ロボ、国内販売開始へ コロナ対策で

香港Logic Robotics製ロボにUVC灯を搭載



海外ロボット製品の販売を手掛けるRoundyedge株式会社(本社:東京都千代⽥区/代表取締役::⽵内隆喜)は2020年6月9日までに、香港のテクノロジー企業Logic Roboticsと連携し、紫外線照射⾃律⾛⾏型ロボット「UVDoctor Robo」を国内で販売開始すると発表した。

報道発表によれば、新型コロナウイルスの除菌には紫外線の照射が効果があり、人の代わりにロボットが除菌をして回ることで、より効率的に感染対策をすることが可能になるという。


出典:Roundyedge社プレスリリース
■UVDoctor Roboとはどんなロボット?

UVDoctor Roboは、Logic Robotics社が開発する⾃律⾛⾏型ロボットの上に、UVC(短波長紫外線)灯を搭載した紫外線照射⾃律⾛⾏型ロボットだ。専用のソフトウェアを活用し、紫外線照射したいエリアをマッピングすることで、効率的な運用ができる。

マッピングによる自律走行が可能で、ルート上に障害物があった場合も自動で回避できる。⾛⾏ルートや停⽌場所、充電ポイントなども⾃由に設定・編集することができるため、さまざまな環境での使用が可能なようだ。

報道発表によれば、医療機関をはじめ、空港や駅などの公共施設、⼤型商業施設、レストランなど、さまざまな施設での普及を目指すようだ。

中国で多くの使用例があるLogic Roboticsのロボット製品

Logic Roboticsは、AI(人工知能)技術の開発やロボットの開発・販売に取り組む企業だ。UVDoctor Roboの他にも、自動ナビゲーション型の自動無人搬送車「UNODOPO」や自動ナビゲーション型の警備ロボット「UNOPATROL」などを発表している。


これまでは中国で多くの使用例があるが、今後はRoundyedge社を通じて日本での販売も強化していくという。今後どれだけ日本市場でLogic Robotics社のロボットの存在感が高まるか、注目したい。

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記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)





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