日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要4転職サイトにおける2025年4月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。

■自動運転:前月比8.8%増の5,086件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職4サイト)は2025年4月末時点で、前月比8.8%増、前年同月比7.7%増の5,086件となった。5カ月ぶりに5,000件台を回復した形だ。
サイト別では、dodaが前月比10.3%増の4,688件、マイナビ転職は同1.7%増の240件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職は同29.2%減の80件だった。

■日本で官民連携の動きが本格化
自動運転分野ではアメリカや中国にリードを許している日本勢だが、ここ数年は大手企業も自動運転タクシーの実用化や自動運転バスの検討に本格的に乗り出すケースが顕著になっている。
日本政府も以前にも増して予算を割き、官民連携プロジェクトを複数立ち上げ、民間企業の実用化に向けた取り組みを後押ししている。
■MaaS:前月比13.3%増の887件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職4サイト)は2025年4月末時点で、前月比13.3%増、前年同月比34.6%増の887件だった。前月比での増加は2カ月連続。
主要転職サイト別では、dodaが前月比13.8%増の847件、マイナビ転職は同8.3%増の26件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同20.0%減の4件。

MaaS関連の求人では、バスや鉄道、タクシーなどの公共交通サービスのアプリ開発・アップデートやデジタル決済の導入、そのほか交通インフラ企業のデジタル部門の事業強化などに伴い、エンジニア職の案件が増えている。

■モビリティ業界の最新動向を発信
自動運転ラボは今後も、モビリティ業界に関するトピックの一つとして、求人動向の分析を続ける予定だ。
また自動運転や運転支援システムなどの分野のほか、各社によるタクシー配車アプリの展開状況やタクシー運転手の求人動向、カーリース・サブスク、自動車保険、中古車買取の業界動向の分析などにも注力していく。これらの分野の関連記事としては、以下を参照してほしい。
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【参考】関連記事としては「自動運転求人は前月比1.0%減、MaaSは3.8%増 2025年3月末調査」も参照。