ロンブー淳、テスラの自動運転で「ハンドルに手を置く」大正解の対応

米国で体験、Instagramに動画を投稿



出典:Instagram / atsushilb

お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが、米国でEV(電気自動車)大手テスラの「自動運転」を体験している動画を公開し、話題を呼んでいる。

アメリカでテスラに乗ってみた」というコメントと共にインスタグラムに投稿された動画では、テスラ車が自動走行し、自動で右左折や駐車をする様子が紹介されている。これらのテスラの機能は、自動運転といえど常にハンドルに手を置くことが求められている。


動画では、淳さんは常にハンドルに手を添えているように見える。テスラの自動運転のマナーをしっかり守って自動運転の良さを享受している淳さんは、大正解の対応と言えるだろう。すでに2台のテスラを所有していると言われている淳さんだけに、テスラ車の扱いをよく理解しているようだ。

 

この投稿をInstagramで見る

 

田村 淳(@atsushilb)がシェアした投稿

編集部おすすめサービス<PR>
米国株投資ならmoomoo証券(株式投資)
自動運転関連株への投資なら!各銘柄の分析情報が充実
タクシーアプリなら「GO」(配車アプリ)
クーポン超充実!「実質無料」のチャンスも!
頭金0円!定額カルモくん(車のカーリース)
「貯金ゼロ」でも車が持てる!コミコミ1万円から!
自動車保険 スクエアbang!(一括見積もり)
「最も安い」自動車保険を選べる!見直すなら今!
編集部おすすめモビリティサービス<PR>
LUUP(電動モビリティシェア)
電動サイクル・キックボード エリア拡大中!
GO(タクシー配車アプリ)
最大5,000円分のクーポン配布中!

■テスラの自動運転機能の現状

実際はテスラ車に搭載されている運転支援機能「Autopilot」や「Full Self-Driving(FSD)」は自動運転レベル2にとどまり、ADAS(先進運転支援システム)となる。つまり、まだ「自動運転車」と言えるレベルには達していない。


しかし淳さんの動画で紹介されているように、人が操作しなくてもハンドルが動き、自動走行や自動駐車することが可能になっている。具体的には、Autopilotでは先行車両との車間距離を調整して維持したり、車線を維持したりするほか、自動駐車することもできる。

またFSDでは、道路のカーブに沿って進み、交差点で停止したり通過したり、左右に曲がったり、高速道路に出入りしたりといったことが可能になっている。

■走行中はハンドルに手を置くことが必須

動画では、運転席に座った淳さんがテスラの「自動運転」を体験しているものの、常にハンドルから手を離さずにいる様子が見て取れる。

実際、テスラではAutopilotやFSDの作動中に決してハンドルから手を離さぬよう求めている。テスラの日本語サイトによると、下記のような記載がある。警告は複数掲載されているが、抜粋して紹介する。


オートパイロットについて

警告
基本型オートパイロットはハンズフリー機能ではありません。常にハンドルの上に手を置き、道路状況、周囲の交通状況、その他の道路利用者(歩行者や自転車など)に注意を払ってください。即座に対応できるように準備してください。これらの指示に従わない場合、損傷、重傷、または死亡の原因となる可能性があります。

警告
オートパイロットは、運転の快適性と利便性を高めることを目的に設計されたものであって、衝突警告システムや衝突回避システムではありません。常に路上に注意を払い、安全運転を心がけ、車両を制御することはドライバーの責任です。オートパイロットに頼ってModel 3を十分に減速させようとしないでください。常に道路の前方に注意を払い、修正行動をとれるように準備してください。これらを怠ると重大な事故や死亡事故につながる恐れがあります。(出典:https://www.tesla.com/ownersmanual/model3/ja_us/GUID-101D1BF5-52D2-469A-A57D-E7230BBEE94B.html

フルセルフドライビング(監視付き)

警告
対向車のある狭い道路、工事区域、複雑な交差点を通過しているときなど、特定の状況では、ドライバーの介入が必要になる場合があります。ドライバーの介入が必要になるシナリオの例については、「制限と警告」を参照してください。

警告
フルセルフドライビング(監視付き) は、常に道路に注意を払う必要があるハンズオン機能です。常にハンドルに手を置き、道路状況や周囲の交通状況に注意し、歩行者や自転車に注意を払い、常にすぐに行動できるように準備してください(特に見通しの悪いコーナー、交差点、狭い場所での運転時には注意が必要です)。これらの指示に従わない場合、損傷、重傷、または死亡の原因となる可能性があります。フルセルフドライビング(監視付き)の制限事項および予測通りに作動しない状況をよく知ることは、ドライバーの責任です。詳細な情報は、制限と警告を参照してください。(出典:https://www.tesla.com/ownersmanual/model3/ja_us/GUID-2CB60804-9CEA-4F4B-8B04-09B991368DC5.html

つまり、ハンズフリー運転を可能にする自動運転レベル2ではあるものの、緊急時などに備えドライバーは常にハンドル操作できるよう準備しておかないといけないということだ。

【参考】関連記事としては「自動運転、レベル2とレベル3の違いは?(2024年最新版)」も参照。

■ロボタクシーの発表に注目を

出典:Dunk / flickr (CC BY-SA 2.0 DEED)

日本の国土交通省による自動運転レベル2と3の定義は下記となっており、一般的にレベル3からを自動運転車と呼ぶことができる。

  • レベル2(運転支援車):アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が、部分的に自動化された状態
  • レベル3(条件付自動運転車 ※限定領域):特定の走行環境条件を満たす限定された領域において、自動運行装置が運転操作の全部を代替する状態

テスラは、2024年10月に自動運転タクシー(ロボタクシー)の車両を発表予定だ。おそらくドライバーレスのロボタクシーとなるだろう。人に依存せずに限定領域を走行する場合、自動運転レベルは「4」となる。

レベル3ですら現状商用化していないテスラだが、一つ飛ばしでレベル4の自動運転車を実現することになるのだろうか。10月の発表に大注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事