ライドシェア求人が急増!前月比42.7%増の752件 2024年8月末時点

タクシー事業者の参入率増が追い風に



日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年8月末時点の「ライドシェア」関連求人案件数を発表した。


「ライドシェア」と検索してヒットした求人案件(主要求人6サイト)は、前月比42.7%増の752件となり、調査開始以来、前月比で最大の伸びとなった。また、増加は調査開始以来、4カ月連続だ。

サイト別では、Indeedが前月比58.5%増の634件、dodaが同6.4%減の44件、リクナビNEXTが同6.5%減の58件、マイナビ転職が同12.5%減の7件、ランスタッドが前月と変わらず2件、エン転職が同12.5%減の7件。

【参考】関連記事としては「コーディネーター求人も!「自動運転」求人が前月比28.7%増 2024年8月調査」も参照。


■参入するタクシー会社が増加中

ライドシェアのドライバー求人が急増している大きな理由となっているのが、今年スタートしたばかりの日本版ライドシェアに参入するタクシー会社が増えていることだ。ちなみに日本版ライドシェアでは、ライドシェアを主体的に展開できるのは、タクシー会社限定となっている。

最新データによれば、7月7日時点では大都市部では約30%、地方部では約14%のタクシー事業者が日本版ライドシェアに参入している。参入率は制度開始後、一貫して上昇しており、こうした傾向を受け、ライドシェア求人も増えている状況となっている。

■モビリティ業界の動向に注目

モビリティサービス業界では、いま、ライドシェアが最もホットであると言えるが、各社がクーポン合戦を繰り広げてシェア争いが激しさを増しているタクシー配車アプリからも目が離せない状況だ。

また「所有から利用へ」の流れを受けて、自動車のカーリースやサブスクサービスも増えており、今後のユーザー動向が注目されている。


【参考】関連記事としては「タクシーアプリ7社を徹底比較!GO、S.RIDE、Uber、DiDiなど」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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