自動運転システム開発においても欠かせない存在となった半導体大手の米NVIDIA(エヌビディア)。自動運転技術開発に取り組む全ての自動車メーカーが、NVIDIAのデータセンターを使用していることが、2024年9月2日までに判明した。
業績が好調なNVIDIAだが自動車部門は特に成長しており、将来的には数十億ドルの収益をもたらすことが見込まれている。
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■「全ての自動車メーカー」が採用
2024年8月29日に行われたNVIDIAの2024年第2四半期の決算発表によると、売上高は前年同期比2.2倍の300億ドル(約4兆3,800億円)であった。営業利益も同2.7倍の186億ドル(約2兆7,000億円)と、大幅に拡大している。
CFO(最高財務責任者)であるColette Kress氏によると、自動車向け売上高は3億4,600万ドル(約506億円)で、前四半期比5%増、前年同期比37%増だったという。同氏は「自動運転車技術を開発する全ての自動車メーカーが、データセンターでエヌビディアを使用しているため、自動車はこの四半期の主要な成長原動力であった」とコメントしている。
なお第1四半期については、自動車向け売上高は3億2,900万ドル(約481億円)で、前四半期比17%増、前年同期比11%増となっている。自動車向けの売上高が順調に増加しているのは、自動運転プラットフォームの開発が進んでいることが要因としていた。
▼NVIDIA Announces Financial Results for Second Quarter Fiscal 2025
https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-announces-financial-results-for-second-quarter-fiscal-2025
■テスラのほか中国のEVメーカーとも提携
NVIDIAの自動運転車向けの次世代の集中型コンピューター「NVIDIA DRIVE Thor」は、2025年から自動車に搭載される予定で、すでに中国のEV(電気自動車)大手BYD(比亜迪)やEVベンチャーのXpeng(小鵬汽車)と契約している。また、テスラも同社の主要顧客だ。
今年に入り、NVIDIAのCEO(最高経営責任者)であるジェン・スン・フアン氏は「自動運転の分野を最もリードしているのはテスラだ」といった発言をして話題になった。テスラの自動運転技術についてフアンCEOは「end-to-end generative model」(エンド・ツー・エンドのジェネレーティブ・モデル)と高く評価しているようだ。
そのテスラは、いまだ自動運転車を発表していない。2024年8月に予定していた自動運転タクシー(ロボタクシー)の発表を10月に延期している。これまでも「自動運転車は近く実現する」といった発言で世間を翻弄してきた同社CEOのイーロン・マスク氏だが、今度こそ計画は予定通り進むのか、注目されている。
■NVIDIAの株価はこのまま上昇するのか?
投資家にとってNVIDIAは、昨今、最も重要な銘柄の1つとなっている。個人投資家の間では「一生一緒にNVIDIA」という言葉が生まれたくらい、日本でも同社の株価上昇は話題になっている。
一方、テスラの株価は一時の勢いを失ったままだ。ロボタクシー発表によりテスラ株は回復するのか。両社の業績や開発状況とともに、株価の推移にも注目していきたい。
【参考】関連記事としては「エヌビディアCEO、自動運転「最先端はテスラ」と明言」も参照。