待機せよ!トヨタが本日「自動運転」で重大発表の可能性

新体制方針説明会をライブ中継



出典:トヨタ自動車プレスリリース

トヨタ自動車はこのほど、佐藤恒治新社長による新体制方針説明会の「ライブ中継」を行うことを発表した。自動運転分野やWoven City、さらにはmy routeといったMaaSサービスについての発表があるか、注目だ。

新体制方針説明会は、2023年4月7日午後1時半から午後3時にかけて開催される。新たに副社長に就任した中嶋裕樹氏と宮崎洋一氏も登壇し、プレゼンテーションのほか質疑応答などが行われる予定だ。







株式市場が開いている時間帯での方針説明会だけに、内容によっては株価が乱高下する可能性もある。

■いよいよ「e-Palette」を実用化!?

トヨタはMaaS専用次世代EV(電気自動車)のコンセプトカー「e-Palette(イーパレット)」を2018年1月に発表した。e-Paletteは運転席がない自動運転シャトルで、ライドシェアリング仕様やホテル仕様、リテールショップ仕様など、用途に応じてカスタム可能となっている。

e-Paletteは、2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックの選手村で運行されたほか、2022年2〜3月には東京臨海副都心・お台場エリアで実証実験が行われた。現在はどのような開発段階にあるのか、気になるところだ。

2023年度には、ついにe-Paletteの本格運行が開始されるかもしれない。または、別の自動運転車の発表が行われるかも?

【参考】関連記事としては「え、運転席がない!トヨタの自動運転シャトルが未来的」も参照。

■「Woven City」の住民募集始まる?

トヨタが静岡県裾野市に建設中の実証都市「Woven City」は、2021年2月23日に着工した。現在建設工事中のフェーズ1は2024年夏ごろに終了し、居住スペースなどの建物が完成し、2025年までに入居を開始する予定だという。

最終的にWoven Cityに住むのは約2,000人を想定しているが、初期住民は360人程度を予定しているようだ。初期住民として対象になっている人たちの種類は、すでに発表されている。トヨタの従業員と家族、退職した夫婦、小売店舗で働く人、プロジェクトに参画する科学者、各業界のパートナー企業の担当者、報道関係者、トヨタと一緒にこのプロジェクトに参画することに関心がある人、将来の暮らしを改善したいと思っている人──だ。

2025年までに入居開始となると、そろそろ住民の募集をしなくてはいけないだろう。もしかしてトヨタ内部ですでに募集開始しているのかもしれない。外部からも入居者を募るとなると、トヨタの一大プロジェクトであるWoven Cityに住んでみたい、体験してみたいという研究者や一般市民は多いはずで、話題になること間違いなしだ。

【参考】関連記事としては「発見!トヨタWoven City、最新動画に「自動運転シャトル」」も参照。

■my routeの全国展開開始か?

トヨタのMaaSアプリ「my route(マイルート)」は、多様な交通手段を組み合わせたルートの検索に加え、交通手段の予約・決済がワンストップでできるスマホアプリだ。2023年2月にUI(ユーザーインターフェース)を刷新し、各機能へのアクセスが改善された。

my routeの公式サイトによると、現在展開されているエリアは、横浜、富山、愛知、愛媛、北九州、福岡、糸島、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎・日南、九州、沖縄となっている。西日本を中心にエリア展開しているが、東京や東北などでの開始はまだなのだろうか。全国展開開始の発表があるかもしれない。

【参考】関連記事としては「使い勝手、一から見直し!トヨタMaaS「my route」が刷新」も参照。

■レベル3or4の量産車の発売計画が明かされる!?

日本ではホンダがすでに自動運転レベル3の市販車を発売しているが、トヨタの出方は今後どうなるのか、いま業界では注目が集まっている。移動サービスを中心とした「自動運転レベル4」が道路交通法改正で解禁され、いずれ市販車での解禁も見込まれることから、レベル3はスルーするのだろうか。

今回の方針説明会ではこうしたレベル3もしくはレベル4の量産車に関するトピックに触れられる可能性もある。ちなみにレベル3はホンダとメルセデスベンツのみが現在世界で商用展開をスタートさせており、韓国KIAも最新車両に今後搭載させる計画を発表している。

【参考】関連記事としては「自動運転、市販車レベル3で「世界第3号」は韓国KIAか」も参照。

■新たなサプライズを仕掛けてくる?

佐藤新社長体制で新年度を迎えたトヨタ。豊田章男前社長が取り組んださまざまなプロジェクトを引き継ぎ、新たなサプライズを仕掛けてくることが期待される。新体制方針説明会のライブ中継を楽しみに待ちたい。

なおライブ中継は、トヨタ公式サイトのほか、公式YouTubeチャンネルでも配信される。

▼新体制方針説明会 ライブ中継
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/39013179.html
https://www.youtube.com/watch?v=shy8gE356jc

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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