発想豊かな企画を求む!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2023年3月】

デンソーグループ、NTTテクノクロス…



デンソーグループが自動運転関連の求人を積極的に出している。自動車メーカーだけではなく、サプライヤー間でもこの領域で人材獲得競争が激しさを増している。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2023年3月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

■デンソー:次世代自動車関連の事業開発・マーケティング担当

デンソーは自動運転車や電気自動車、フリート車両などの次世代車、環境問題へのソリューション、未来のまちなどの事業開発や戦略構築を担う事業開発や戦略構築を担う人材を募集している。エンドユーザー志向にもとづき、潜在ニーズやインサイト発掘、社内外の技術と融和させた未来につながる商品サービス、事業計画策定をメインに行うようだ。

応募にあたり、5年以上の事業開発や商品企画経験、2年以上の事業開発や商品企画をリーダーとして行った経験、自ら商品・サービスについて顧客開拓を行った経験、部下や後輩などに対する業務教育の経験が必要になる。中級レベルの英語力があるとなお歓迎されるようだ。勤務地は東京都港区のGlobal R&D Tokyoで、将来的には転勤や駐在の可能性があるという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007758551/


■デンソーテクノ:自動運転やADASのシミュレーション評価環境開発者

デンソーテクノでは、自動運転レベル5の自動運転車の安全保障に必要とされる142億キロ以上の膨大な試験走行の実現のために、バーチャル空間でテストを行うシミュレーターツールの開発や評価、構築の担当者を募集している。具体的には、プロジェクトリーダーのもとでシミュレータツールの開発や評価、顧客ニーズに沿ったシミュレータ環境の構築を行うようだ。

応募には、C、C++、C#、Python、MATLAB Simulinkのいずれかの実務経験や、3年以上のソフトウェア開発経験、大学レベルの理工系知識・基礎的なソフトウェアの知識のいずれかが必須となる。ただし、自動車に関する業務知識は必要ない。勤務地は愛知県安城市の安城技術センターだ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007693164/

■NTTテクノクロス:MaaSアプリ開発エンジニア

NTTテクノクロスでは、MaaS企業のWebアプリやネイティブアプリの開発を担当するエンジニアを募集している。上流設計とプロジェクトマネジメントがメイン業務で、開発環境のOSはLinux、言語はJavaとPHPだという。同社には移動体通信事業者や交通局など、各方面から引き合いが増えているようだ。


応募には、3年以上の業務システムの開発経験が求められる。勤務地は横浜事業所だが、基本的に在宅勤務がメインとなり、出社するのは週に1日程度だという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007654386/

■KINTO:新規事業企画担当者

クルマのサブスクサービスを展開するトヨタグループのKINTO(キント)は、新規事業企画担当者を募集している。具体的には、市場調査や事業仮説の構築、ビジネスモデル・ビジネススキーム・パートナー戦略の策定、実証実験による仮説の検証、事業性の検討などを担う。さらに、新サービスや新たな売り方の要件定義や業務設計、運用設計の業務も行うという。

応募にあたり、新規事業や新サービス、新たな売り方の企画・実行の経験や、モビリティサービスやクルマの技術動向への興味関心が必須となる。勤務地は東京都中央区の東京オフィスとなっている。

予定年収は490万〜1,300万円と幅がある。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007704868/

■今後の案件も要チェック

今回、自動運転関連ではデンソーに注目して2社をピックアップした。自動運転&MaaS分野での転職を考えている人は、今回紹介した求人案件だけではなく、今後新たに出てくる案件にも要注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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