Appleの自動運転テスト運転手、テスラより多い200人超に!

カリフォルニア州当局のデータを分析



米国で景気後退の懸念が高まる中、2022年後半からGoogleやAmazonなどの巨大テック企業のレイオフ(一時解雇)に関するニュースが増えている。自動運転関連企業でも閉鎖したり、事業を縮小したりといった動きが多くなってきた。







そんな中、Appleはいまだ大量解雇を実施していない。その上、自動運転車の開発においてはプロジェクトを強気で進めているようだ。

Appleは米カリフォルニア州車両管理局(DMV)からセーフティドライバーありの公道試験許可を2017年4月に得ており、カリフォルニア州で67台の自動運転車を使ってテスト走行を行っている。

DMVの最新の報告によると、同社はテスト車両の数は変わらないものの、テストドライバーは5人増員し、201人となったという。このテスト車両とテストドライバーの数は、同州においては独メルセデス・ベンツや米テスラより多い。

■重大な事故は1件もなし

Appleは自動運転車のテストを開始してから、16件の交通事故やトラブルに巻き込まれているが、重大な事故は1件も起こしていないという。今年起きたトラブルは、同社のテストカーが手動運転モードで走行した際に、Uターンで縁石にぶつかったという件のみだ。

なおカリフォルニア州では、自動運転車関連の事故は、手動運転モードでも報告が必須となっている。

■2014年ごろから続く開発プロジェクト

Appleは、2014年ごろからプロジェクト「Titan(タイタン)」において自動運転EV(電気自動車)を開発していると言われている。その車はよくメディアなどでは「Apple Car(アップルカー)」と呼ばれているが、同社が公表したものでなく、俗称として使われているものだ。

ちなみにDMVは、「セーフティドライバーありの公道試験許可」の次の許可段階として、「ドライバーレスでの公道走行許可」を用意しているが、アップルはまだその許可を取得していない。

米国での自動運転開発はWaymoCruiseが先行しているが、Appleもそれに続くのだろうか。iPhoneの新機種の発表で常に世界で話題を呼んでいるAppleだけに、自動運転車の発表でもサプライズを仕掛けてくるのか。要注目だ。

【参考】関連記事としては「Apple Car暫定情報(2023年最新版) 自動運転技術に注目」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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