技術者は根強く引く手あまた!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2023年2月】

NTTデータ、日野自動車、アイシン…



実用化に向けて盛り上がり続ける自動運転・MaaS業界。各企業では引き続き技術者の確保に力を入れている。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2023年2月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。

■NTTデータ:次世代インフラの企画立案・ソリューション開発

エヌ・ティ・ティ・データでは将来のデジタル交通社会のあるべき姿を描き、政府や自治体、データ提供者など多くのステークホルダーと連携しながら、地図や交通など空間情報に関する次世代インフラサービスの企画・技術企画、ソリューション・サービス開発、サービス実装までを担う担当者を募集している。

応募には2年以上の情報システムの設計及び構築に関わる経験、または2年以上のシステムアーキテクチャの検討または策定を実施した経験が必要だ。中級以上の英語または必要な技術文献を理解できる英語力があるとなお歓迎されるようだ。勤務地は東京都江東区で、予定年収は450万〜900万円となっている。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007598151/


日野自動車:自動運転システム開発

日野自動車ではドライバー不足や安全性の向上、効率的な人物流のために、自動運転車の研究開発を強化しており、自動運転レベル4実用化に向けた自動運転制御技術の研究開発と実証評価を担う開発リーダーまたはエンジニアを募集している。

応募に際し、車両制御システム開発経験が必須だ。自動運転システムの開発経験や制御開発ツール・プログラミングの実務経験(Linux, Ros, Simulink,C++, Python)、ISO26262に基づいた機能安全知識、HILS・MILS・SILS経験、電気回路技術経験があると歓迎される。なお要英語力となっている。勤務地は東京都日野市で、予定年収は400万〜750万円だという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007597808/

■アイシン:モビリティ領域のデータサイエンティスト

自動車部品のグローバルサプライヤーであるアイシンでは、シェアリングサービスやコネクティッド分野におけるデータサイエンティストを募集している。


具体的には「路面性状推定」プロジェクトや「ILY-Ai」プロジェクト、車両周囲の状況を認識するための画像認識機能・アルゴリズムの開発、カーナビ上でおすすめスポットをリコメンドするアルゴリズムの開発、ナビ技術ベースの位置情報活用プラットフォームを活用したコンテンツ開発などを、商品開発部門と連携して担当する。

応募には、機械学習・Deep learningの基礎知識と関連部署とのコミュニケーションスキルが必須だ。勤務地は東京都江東区の台場開発センターで、予定年収は500万〜1,000万円となっている。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007532178

■デンソーソリューション:MaaSシステム開発

デンソー子会社のデンソーソリューションでは新規部署において、企画や要件定義などの上流から携わるMaaSシステム開発担当者を募集している。具体的には、交通事業者のシステムとスマホアプリを繋ぐシステムアーキテクトの企画・要件定義や、外注業者の進捗管理が中心の業務を担う。最低でも週に1度出社すれば、在宅ワークも可能なようだ。

応募には2年以上のシステム運用・保守の経験と、1年以上の新規システム立上げプロジェクトへの参加経験が必須だ。勤務地は東京都渋谷区、予定年収は450万〜680万円だという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007513400

■有望市場でキャリアアップを

各社成長を見込み、技術者としての経験があれば異業種からの転職を歓迎している企業も多い。今回紹介した求人案件だけではなく、今後新たに出てくる案件にも注目していこう。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




関連記事