トヨタの気になるCASE求人!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2023年1月】

MaaSサービス企画や自動運転車の品質管理など



自動車を製造する会社から、モビリティカンパニーへの変化を図っているトヨタ。ご存じのようにCASE分野への投資や研究開発、実用化などに力を入れている。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2023年1月版はトヨタに特化し、CASE分野の求人4選を紹介していく。

■モビリティサービスのシステム・アプリ開発

自治体やサービス事業者と連携しながら、モビリティサービスのシステム企画や開発、自動運転を組み合わせたサービスの企画・開発を担う即戦力人材を募集している。具体的には、医療や福祉、観光などにおけるモビリティに関するニーズや課題を把握して、クリアできる技術作を提案し、システムの要件定義を行うようだ。

学歴は不問だが、システムやアプリケーション要件定義からリリースまでの開発プロジェクトの経験や、メンバーや開発パートナーをリードしながら品質やコスト、納期を守りつつ開発推進した経験、顧客の視点に立ち、主体的に考えて動き解決する力が必須条件だ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007299772


■国内向けMaaSサービスの企画など

販売店やアライアンス先などと協業しながら、国内向けの新たなMaaSサービスの企画立案から事業を定着させるまでの推進担当者を募集している。顧客が魅力を感じながらトヨタにとっても事業として成り立つ、フリートマネジメントサービスなどのBtoB向けサービスや、オンデマンドバスやカーシェアなどのBtoC向けサービスなどを企画・推進していく。

2018年に新設された組織で、拠点は愛知県豊田市の本社のほか、名古屋、東京となっている。担当領域はモビリティサービスプラットフォームの構築や自動運転車両の企画開発、空飛ぶクルマ、小型モビリティのサービス企画など多岐にわたる。業務領域としてもビジネス面から技術面まで多様性に富んだ部署のようだ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007299749

■自動運転MaaS車両の品質管理や安全設計

多様なステークホルダーを巻き込みながら、MaaS向け自動運転車両に求められる品質管理や安全設計構築、運行時メンテナンスの設計などを担う人材を募集している。一般的な自動車からMaaS車両へと移行していくなかで、セキュリティなどを含んだ安全性の担保をより高めるための仕組みや方法を企画、検討していくようだ。


応募には、自動運転システム開発や自動運転・運航システムにおける安全方策策定、サービスメンテナンスシステム設計・開発、車両運動統合制御開発、アジャイル開発、ソフトウェアPF開発のうち、複数の経験が必須となっている。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007232957/

■自動運転領域などの知財・特許職

IP(知的財産)事業本部において、単に特許を出願するだけでなく、より付加価値の高い提案を行うための情報収集や解析を行い、より強く広い特許として権利化していく担当者を募集している。

自動運転やテレマティクス、コネクティッド、EV(電気自動車)などの自動車技術全般の技術を対象に、技術情報の収集・調査・解析と特許戦略の立案や、発明発掘権利化、世界各国への特許出願・権利化に携わることができる。

応募には、理系大卒であり、特許事務所などでの明細書作成や中間処理業務の経験、または製造業などで特許・知財関連の実務に携わった経験が必須だ。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3007350058/

■まずは求人案件の情報収集から

今回はトヨタに特化した求人を紹介したが、自動運転・MaaS業界では他社の求人がたくさんある。まずは求人案件の情報収集から始めてみては。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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