自動運転はできる?トヨタが新型「シエンタ」発売

「リスクの先読み」が可能、OTA機能も



出典:トヨタ・プレスリリース

トヨタは2022年8月23日、フルモデルチェンジした「新型シエンタ」を発売した。「コンパクトカーの運転のしやすさ」と「ミニバンの利便性」を深化したことを強調しているが、自動運転ラボとして気になるのは、先進運転支援機能だ。自動運転は可能なのか?

■トヨタがアピールする3つの機能

結論から言えば、自動運転機能は搭載されていないが、安全・安心や快適性や利便性の向上につながるさまざまな先進技術が利用可能であることに着目したい。トヨタが特にアピールしているという印象を受けるのは以下の3つだ。


  • トヨタセーフティセンス
  • トヨタチームメイト
  • ソフトウェアアップデート
トヨタセーフティセンス:「リスクの先読み」も
出典:トヨタ・プレスリリース

「トヨタセーフティセンス」はトヨタの予防安全パッケージで、衝突回避または被害軽減に寄与する「プリクラッシュセーフティ」や、ドライバーの運転をさりげなく支援する「プロアクティブドライビングアシスト」を利用できる。

このうちプロアクティブドライビングアシストは「リスクの先読み」を行うことが特徴で、自車が歩行者や自転車、駐車車両などと接近しすぎないよう、運転手のステアリング操作やブレーキ操作をサポートする。

トヨタチームメイト:駐車の全操作を支援

「トヨタチームメイト」では「アドバンストパーク」が使用できる。アドバンストパークは駐車支援機能で、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジといった操作をサポートしつつ、俯瞰映像に車両周辺の死角や目標駐車位置などを常に表示するという。

ソフトウェアアップデート:OTA機能が利用可能

新型シエンタでは、OTA(Over The Air)の機能が利用できる。無線でソフトウェアのアップデートが可能で、車両を購入後に販売店に出向かなくても、新たな機能が追加されたり性能が向上したりする。


【参考】関連記事としては「Over The Air(OTA)技術とは?(2022年最新版)」も参照。


ADASの進化にも注目を

自動車業界では、レベル3の技術を搭載した車両をホンダが2021年3月に発売しているが、まだまだ各社の主力車種は従来型の手動運転を基本としたクルマであり、こうした従来型の車両の先進運転支援機能にも引き続き注目すべきだ。

ちなみにこうした機能は一般的に「ADAS」(先進運転支援システム)を呼ばれる。ADASに関する詳しい説明は、自動運転ラボの記事「ADASとは?(2022年最新版) 読み方は「エーダス」」を参考にしてほしい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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