トヨタ出資の「空飛ぶクルマ企業」、株価がひたひた回復

Joby Aviation、最安値から77.2%上昇



出典:Trading View(https://jp.tradingview.com/chart/?symbol=NYSE%3AJOBY)

トヨタが2020年1月に出資を発表したアメリカの空飛ぶクルマ企業「Joby Aviation」の株価の回復が顕著だ。2022年2月4日の取引時間中に最安値3.610ドルをつけたが、8月9日の終値は6.400ドルとなっており、最安値からみると77.2%高となっている。最高値にはまだ戻らないものの、ひたひたと株価が戻りつつある。

■トヨタが3億9,400万ドルを出資した企業

トヨタ自動車は2020年1月、電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・生産でJoby Aviationと協業すると発表し、その際に3億9,400万ドルの出資をすることも発表していた。







▼トヨタ自動車、空のモビリティの実現に向けて、Joby Aviationと電動垂直離着陸機(eVTOL)の開発・生産で協業
https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31311579.html

Joby Aviationはその後、SPAC(特別買収目的会社)との統合を通じ、ニューヨーク証券取引所に2021年8月に上場している。

株価が1株10ドル台で推移していた時期があったことも考えると、Joby Aviationの株価の本格的な回復はまだ道半ばと言えるものの、株価が現在、回復傾向にあることはチャートが示している。

■空飛ぶクルマが社会に浸透していけば・・・・・・

空飛ぶクルマに関しては、世界的に開発が一層盛んに行われるようになっており、個人向けの機体の販売予約を受け付けるメーカーも出てきている。大手自動車メーカーが参入する例も増えつつあり、韓国の現代自動車(ヒョンデ)はその一例だ。

【参考】関連記事としては「韓国ヒョンデ、2028年に「空飛ぶクルマ」を商用展開か」も参照。

空飛ぶクルマ向けのインフラとして、離発着場の開発・設置を事業として手掛ける企業も注目されるようになり、空飛ぶクルマが移動手段として社会に徐々に浸透していけば、Joby Aviationの株価が今後過去の最高値まで戻し、その後、さらなる上昇を果たす可能性は十分にありそうだ。

※編注:この記事は特定の株式銘柄への投資を推奨するものではありません。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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