大手企業の求人多数!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2022年1月】

ヤマハ発動機、デンソー、ヴァル研究所、トヨタ



2022年に入っても、自動運転業界とMaaS業界の盛り上がりには陰りは見えない。各社がビジネス展開の本格化に向け、人員強化に力を入れている。


自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2022年1月版では、各社が公開している案件の中から、自動運転・MaaS関連の特に注目したい案件をピックアップして紹介する。

■ヤマハ発動機:小型電動車両の自動運転開発者を募集

ヤマハ発動機は、小型電動車両の自動運転開発エンジニアを募集している。静岡県袋井市にある技術センターで、小型電動車両の制御システムハードウェアや電装系の開発を任されるポジションだという。

ヤマハ発動機は求人概要で「新規事業の立ち上げのため、新しいことに挑戦したい方にはフィットする環境」とした上で、中途入社の人も経験を活かして多く活躍していることに触れている。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005742793/


■デンソー:採用後、J-QuAD DYNAMICSに出向

自動車部品大手のデンソーは、自動運転・ADAS(先進運転支援システム)の開発者を募集している。応募には、制御アルゴリズム開発と組み込みプログラム開発の経験が必要になる。

採用された場合、デンソー社員としてJ-QuAD DYNAMICSに出向する。担当する業務は、車両に搭載されたミリ波センサーを活用し、周辺の車両の存在をドライバーに通知するシステムの開発などのようだ。

J-QuAD DYNAMICSは、自動運転・車両運動制御などに向けた統合制御ソフトウェアを開発する合弁会社で、デンソー・アイシン・アドヴィックス・ジェイテクトの4社により2019年に設立された。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005780305/


■ヴァル研究所:「mixway」の開発者を募集

経路案内アプリ「駅すぱあと」を開発するヴァル研究所は、MaaS向け複合経路検索サービス「mixway」の開発者を募集している。

勤務地は福岡オフィスとなっているが、フルリモートでの勤務が可能だ。ウェブアプリケーションの開発経験や米Amazonのクラウドサービス「AWS」に関する知識が必須となっている。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005778135/

トヨタ自動車:MaaS車両向け運行管理システムの開発者

自動車メーカー大手のトヨタ自動車は、コネクティッドカーの運行管理システムの開発者を募集している。

具体的には、複数の自動運転MaaS専用車を遠隔で監視・走行支援・配車するクラウドシステムの開発や、モビリティサービスプラットフォームのコア技術の開発などを担う。

運送サービスなどの運行または運行システムの設計・開発、クラウドシステム開発、インフラ設計、車両コネクティッドサービスの設計・開発などの業務のうち、複数の経験が必須となっている。

勤務地は東京本社だが、豊田本社や名古屋オフィス、各工場などに転勤する場合もあるという。

https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3005742963/

■異業種からの転身を歓迎している企業も多い

自動運転やMaaSの領域はこれからさらに盛り上がることが確実な領域だ。異業種からの転身を歓迎している企業も多く、いま転職活動をしている人は、貪欲にさまざまな案件を調べてみてはいかがだろうか。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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