自動搬送ロボベンチャーのLexxPluss、資金調達を発表!人員・生産体制強化

「2035年までに世界的な産業機器メーカーに」



代表取締役の阿蘓将也氏=出典:LexxPluss社プレスリリース

自動搬送ロボットのソフト・ハードウェアを開発するベンチャーの株式会社LexxPluss(本社:神奈川県川崎市/代表取締役:阿蘓将也)は2021年11月15日までに、プレシリーズAラウンドでの資金調達を実施したことを発表した。

LexxPlussは2022年4月ごろに物流倉庫や製造工場向けの自動搬送ロボットをはじめとする「Robotics Automation」に関する製品のローンチが正式に決定している。


2022年度から国内のみならずグローバルでの本格的な事業拡大に向け、今回調達した資金でエンジニア採用や自動搬送ロボットの生産体制強化に努めるようだ。

■既存2社、新規4社がLexxPlussに投資

今回LexxPlussに投資したのは以下の6社だ。

  • インキュベイトファンド株式会社
  • SOSV Investments LLC
  • Logistics Innovation Fund
  • 三井住友海上キャピタル株式会社
  • みずほキャピタル株式会社
  • SMBCベンチャーキャピタル株式会社

LexxPlussは、既存投資家であるインキュベイトファンドからは経営・人材採用において、SOSV Investmentsからは製品開発やサプライチェーン構築面でサポートを受けており、今回の追加投資を機に、今後さらなる連携を深めていくという。

新規投資家のLogistics Innovation Fundからは物流会社とのビジネス提携や事業戦略、三井住友海上キャピタルとみずほキャピタル、SMBCベンチャーキャピタルからはファイナンス面や大手企業とのビジネス提携に関してのサポートを受けるという。


LexxPluss代表取締役の阿蘓将也氏は「LexxPlussは2035年までに次世代のキーエンスやファナックと呼ばれる世界的な産業機器メーカーまで成長します」とコメントしている。

■2020年3月創業のLexxPlussはどんな企業?

LexxPlussは2020年3月に元ボッシュ社員の阿蘓氏が創業した。阿蘓氏はボッシュ時代、日本とドイツにおいて自動運転関連のプロジェクトを手掛けていたという。同氏は日本のモビリティ開発有志団体「Deep4Drive」の代表でもある。

同社は創業以来、ソフト・ハードウェアの両面から自動搬送ロボット「Hybrid-AMR」の開発を進めてきた。SOSV主催のハードウェア特化型アクセラレータプログラム「HAX」に参画したり、Seinor Robotics Engineerの西東敦規氏を取締役に招いたりと、開発体制を強化してきた。

佐川急便の物流拠点やメーカーの工場などで実証運用を実施済みで、現在は量産販売の一歩手前の段階とみられる。

■ビジョンファンドによる投資もあり得る?

ソフトバンクグループのソフトバンク・ビジョン・ファンドが2021年10月に日本企業への投資も始めたが、ビジョン・ファンドは自動運転・ロボティクス分野に力を入れているだけに、LexxPlussへの投資もあり得るかもしれない。

さまざまな投資ファンドから注目を集めるLexxPluss。同社の動向に取り組みに注目していきたい。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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