生体認証技術を開発する中国Goodixの自動車用指紋認証ソリューションに注目が集まっている。このソリューションを使えば、認証パネルにピッと指をかざすだけで、さまざまなクルマの設定をすべてその人好みにパーソナライズ化できるようだ。
パーソナライズ化できる設定は、ワンタッチでバックミラーやシートの角度、照明、空調、デジタルコックピットなどだという。パーソナライズ化と同時に、指紋認証でトランクや助手席の小物入れにもアクセスできるようになり、プライバシーやセキュリティ面でも安心だ。
■所有から利用への移行に欠かせない「パーソナライズ化」
米コンサルティング大手のアクセンチュアが2020年1月に発表した調査によれば、将来的に約半数のドライバーが自動車の所有をやめて自動運転バスや自動運転タクシーの利用を検討しているという。クルマの「所有から利用へ」という流れは着実に進んでいるのだ。
「所有から利用へ」が進んでいくと、1台のクルマをさまざまな人が使うようになる。そのため、ユーザーが変わっても瞬時に車両をパーソナライズ化できるGoodixのような技術は、今後需要が急速に高まっていくことが考えられる。
【参考】関連記事としては「車の「所有から利用へ」の流れ、やっぱり加速!自動運転車での「サービス」に関心高く」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) January 23, 2020
■Goodixの次の照準は既に自動車業界に
GoodixはAndroidデバイス向け生体認証ソリューションの世界大手で、既にスマホ業界では広く知られた存在だ。そんなGoodixの次の照準は、既に自動車業界に定められているのだろう。Goodixの今後の展開に注目していきたいところだ。
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