MaaSアプリ「モビリティパス」、東京臨海副都心エリアの実証で提供

ナビタイムやJapanTaxiが発表



タクシー配車アプリ最大手のJapanTaxiや経路検索大手のナビタイムジャパンなど6者はこのほど、東京臨海副都心エリアで実施される実証実験のためのMaaSアプリ「モビリティパス」の提供を、2020年1月16日から開始すると発表した。

東京臨海高速鉄道「りんかい線」や無料の予約制シャトル「東京臨海シャトル」、シェアサイクルなどの移動手段を組み合わせたルート検索ができ、その検索結果の画面から東京臨海シャトルの予約やシェアサイクルの1日パスの購入が可能となるようだ。


アプリ内では、お台場エリアの地図や観光関連記事、観光スポットなどの情報が閲覧でき、東京臨海副都心エリア内で利用できるクーポンも配信するという。

出典:JapanTaxiプレスリリース
■どのような実証実験?

この実証実験は、2019年9月に東京都が公募した「MaaS社会実装モデル構築に向けた実証実験プロジェクト」に基づいて実施される。取り組むのはJapanTaxiとナビタイムジャパンのほか、ドコモ・バイクシェア、東京臨海高速鉄道、東京臨海副都心まちづくり協議会、KDDIの計6者だ。

実証実験により、国内外から訪れる観光客のスムーズな移動と回遊率向上を図り、東京臨海副都心エリアの観光活性化と情報を広く発信することにも貢献する。

JapanTaxiが東京臨海シャトルを運行、ナビタイムジャパンがマルチモーダル経路探索エンジンの提供や移動データ分析、ドコモ・バイクシェアがシェアサイクルの運営などを担う。


モビリティパスの提供期間は1月16日から2月14日までで、日本語のほか、英語や中国語、韓国語にも対応する。このアプリ内のアンケートに回答するとりんかい線1日乗車券が当たるキャンペーンも実施するという。

【参考】関連記事としては「MaaSアプリ、まとめて解説!新潮流、国内で続々リリース!」も参照。


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