メッセンジャーアプリ「カカオトーク」を提供している韓国IT大手カカオの子会社は2018年12月18日までに、個人が所有している車両を使ったライドシェアアプリのサービス提供時期を延期すると発表した。12月中旬にもローンチ予定だったが、このアプリに反対していた韓国人のタクシー運転手が焼身自殺をしたためだ。
ライドシェアアプリの提供開始を予定していたのは、韓国最大のモビリティプラットフォーム「カカオT(カカオタクシー)」を運営するカカオモビリティ社。サービス内容は同じ目的地に向かう運転手とユーザーをつなげるというもののようだ。
韓国国内では自らの仕事や生活を脅す恐れがあるとして、タクシー運転手らが数カ月前から数万人規模の集会を開いており、サービス開始に猛反対していた。国会議事堂前で焼身自殺をした57歳の運転手はソウルの労働組合の支部長だった人物。
カカオモビリティ側はこの事件を受け、政府や国会、タクシー業界と慎重にサービス提供について検討を進めたい旨を発表している。
【参考】ライドシェアについては「ライドシェアとは? 意味や仕組み、ウーバーなど日本・世界の企業まとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 13, 2018