東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は2018年12月5日までに、自動列車運転装置(ATO)の開発に向けた試験走行を終電後の時間帯に山手線全線(34.5キロ)で行うことを発表した。JR東日本はグループ経営ビジョン「変革2027」の中で「ドライバレス運転」を掲げている。
試験走行の実施を通じて課題の抽出などを行う。試験走行の日程は12月29日と30日、2019年1月5日と6日で、それぞれ終電後に1編成11両の山手線E235系を使って行う。JR東日本によると、現在開発しているATOは列車の遅れや突発的な徐行などにも対応しているという。
実証実験では、運転士向けのヘッドアップディスプレイの視認性の試験も行う。ヘッドアップディスプレイは運転中に必要となる速度や停止精度、ドアの開閉方向などの情報を運転台の前方に直接投影するというもの。
【参考】関連記事としては「JR東日本、山手線で自動運転導入へ 人手不足解消へ検討チーム発足 ゆりかもめでは既に導入 センサーやLiDARも必要?」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 13, 2018