KDDI、「自動運転バス」を単独展開も?「年収1000万」で人材募集

求人内容から探ってみる



KDDIの自動運転バス実用化に向けての取り組みが本格化しているようだ。同社は茨城県つくば市と連携して2027年度の自動運転バス定常運行を目指しており、2023年度から走行実証を行っている。


そして現在は「自動運転バスの事業企画」というポジションで人材募集をしている。この求人では自動運転バス事業についての記載はないが、バスなどのモビリティを扱う業界での事業開発経験を有していると有利なようだ。KDDIが自動運転バスを独自展開するための求人の可能性もある。

▼自動運転サービスの事業企画<社会課題を解決する新規モビリティ事業を構想・推進>|KDDI
https://www.openwork.jp/a0910000000Frvv/recruit?j=a8c6e6ac800dd514

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■求人内容を紐解くと・・・

KDDIが募集しているのは「自動運転サービスの事業企画<社会問題を解決する新規モビリティ事業を構想・推進>」だ。KDDIがパートナーや顧客とともに社会問題を解決する、革新的モビリティサービスの中核を担うポジションになる。

AI(人工知能)や自動運転を活用した最先端のサービスを企画・設計・運用まで一貫して自らの手で創りあげることができるという。具体的な職務内容は下記となっている。


  • 自動運転技術を活用した新規モビリティサービスの構想・事業設計
  • 国内外の市場動向、制度・社会構造の変化を踏まえた戦略シナリオの立案
  • 社会課題や地域ニーズを踏まえた事業モデルの仮説構築と検証
  • 他業界・他企業との連携を見据えた事業共創・アライアンス戦略の策定
  • 収益モデル・KPI設計、リスク評価を含む事業計画の策定・経営提案

勤務地は東京都港区、想定年収は514〜949万円だ。諸手当も入れたら年収1000万円を超えるケースもありそうだ。応募にあたり必要なのは、事業開発または新規サービスの企画・立ち上げ経験だ。「例えばバス等のモビリティを扱う業界」との記載もある。

またプロジェクトマネジメント経験や事業計画策定の経験、省庁へのロビー活動経験、財務会計の知識、交通関係の法規の知識、自動運転技術・自動車・MaaSに関する知識があると歓迎される。

■つくば市で自動運転バスの実証を実施

KDDIは2024年1月に、筑波大学内約4キロのコースで自動運転バスの走行実証を行っている。使用車両はタジマモーター製のEV(電気自動車)グリーンスローモビリティ「GSM8」であった。この時点では2025年度のレベル4自動運転バスの実現を目指していた。

そして2025年1月には、既存の路線バス運行ルートとなるつくば駅~筑波大学間の約10キロで実証を行った。使用したのはティアフォー製EVバス「Minibus」だ。


出典:KDDIプレスリリース

つくば市と連携して2027年度の自動運転バス定常運行を目指しているKDDI。人材募集が行われていることで、自動運転の社会実装がいよいよ本格化していることを感じさせる。

■BOLDLYのような存在になる?

今後はさまざまな自治体などとタッグを組み、自動運転車の実用化を行っていくのだろうか。ソフトバンク子会社で各地で自動運転の実装を手掛けるBOLDLYのような存在になるのかもしれない。

【参考】関連記事としては「ローソン×KDDI、リアル店舗網が自動運転時代の配送拠点に?」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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