米電気自動車(EV)大手テスラと米グーグルの元社員が創業した米自動運転スタートアップ企業「オーロラ・イノベーション」に対し、ドイツ自動車メーカー大手フォルクスワーゲン(VW)が買収提案を行った模様だ。しかし報道などによると、オーロラは独立性の保持など理由にこれを断ったようだ。
VWとオーロラは既に自動運転開発に関してパートナーシップを結んでいる。しかしVWは買収によって自社の自動運転技術開発をより一層加速させたい考えだったとみられる。
大手自動車メーカーによる自動運転テクノロジーベンチャーの取り込み意欲はどんどん高まっている。一方で高い自動運転技術を有する有力なテクノロジーベンチャーやスタートアップはもはや企業価値も将来性も高くなり、カネと規模の力だけでは簡単に「囲い込む」ことが難しくなってきているとも言える。
【参考】自動運転業界では技術獲得に向けた買収合戦が過熱している。関連ニュースとしては「札束舞う自動運転界…AI技術者1人に100億円も 買収合戦過熱|自動運転ラボ 」も参照。
札束舞う自動運転界…AI技術者1人に100億円も 買収合戦過熱 https://t.co/ap2c3WItgu @jidountenlabさんから
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 18, 2018